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ピコレーザートーニングの特徴と効果、より高い効果を得るためのポイントも紹介

ピコレーザートーニング

ピコレーザートーニングは、ピコレーザーという機器による美肌治療のひとつ「ピコトーニング」のことです。

照射時間が短いピコレーザーを弱い出力で照射することで、肌のダメージを抑えながらシミやそばかす、くすみなどの肌悩みを改善します。

また、従来のレーザーでは治療が難しかった肝斑に効果を発揮するのも、ピコトーニングの特徴です。

ダウンタイムもほとんどなく、日常生活に支障をきたすことが少ないので、はじめて美肌治療を受ける方や、これまでさまざまな肝斑治療を試して効果を得られなかった方からも注目を集めています。

この記事ではシミやくすみ、肝斑にお悩みの方のために、ピコレーザーを用いる施術のひとつであるピコトーニングの特徴と効果、より高い効果を得るためのポイントをご紹介します。ピコレーザーの施術を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ピコレーザートーニングの特徴と効果

ピコレーザートーニング

ピコトーニングは、ピコレーザーを全顔へシャワーのように照射し、肌全体を美白しながら気になる肌悩みを改善する施術です。

最新のピコレーザーが、ピコ秒という短い時間で高いエネルギーを加えます。それによって光熱反応と光音響作用を起こし、1064nmの波長のレーザーが真皮層にまで到達するため、メラニンを細かく粉砕することが可能となるのです。

ここでは、ピコトーニングの特徴と効果について、さらに詳しくご紹介します。

ピコレーザーの「ピコトーニング」は照射モードのひとつ

ピコレーザーには「ピコトーニング」の他に「ピコスポット」と「ピコフラクショナル」の2つの照射モードがあり、それぞれに特徴が異なります。

以下は、ピコトーニングの特徴です。

  • 低出力で施術を行う
  • 広範囲に施術を行う
  • 顔全体に均一にレーザーを照射

ピコトーニングの施術では、低出力で広範囲へ均一に施術を行うため、強い出力のレーザーでは悪化してしまう恐れがある肝斑や薄いシミにも効果を発揮します。

また、他のレーザーでありがちなやけどや水膨れなどの炎症が起こるリスクもほとんどなく、シミがカサブタになることもないので、ダウンタイムの過ごし方を心配する必要もありません。

皮膚の浅い部分のそばかすに施術を行った場合、稀にカサブタができることもありますが、1週間程度で自然と剥がれ落ちます。

ピコレーザートーニングにはこんな効果が

ピコトーニングには、以下の肌悩みへの効果が期待できます。

  • 肝斑
  • シミ(老人性色素斑)
  • そばかす(雀卵斑)
  • くすみ
  • 毛穴のひらき
  • 赤ら顔
  • 炎症後色素沈着
  • 太田母斑
  • 異所性蒙古斑
  • 後天性メラノサイトーシス
  • ベッカー母斑

ピコトーニングは、ピコレーザーの施術の中で唯一「肝斑」の治療が可能です。

また、非常に多くの症状に対応できる照射モードであり、ピコレーザートーニングでは毛穴を引き締めて肌にハリを与えたり、入れ墨やタトゥーを消したりすることもできます。

なお、ダリア銀座スキンクリニックで行っているのは「ピコトーニング」と「ピコスポット」の2種類の施術です。

ピコスポットの効果や術後の経過についてはこちらで詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。

ピコレーザーの5つの効果と平均的な治療回数を紹介

【ピコレーザー】ピコスポット後の経過は?色素沈着の予防方法も紹介

ピコレーザーとレーザートーニングは違うもの?

ピコレーザートーニングとレーザートーニングは、どちらも美容クリニックなどで受けられ、名前も似ていますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

以下は、ピコトーニングとレーザートーニングの具体的な違いです。

  • ピコトーニングの方がパルス幅(エネルギーが伝わるまでの照射時間)が短い
  • ピコトーニングの方が施術時間が短い
  • ピコトーニングの方が施術時の熱ダメージが少ない
  • レーザートーニングの方がレーザーの波長が長い
  • ピコトーニングの方が施術時の痛みやダウンタイムが少ない
  • 術後のケアはピコトーニングが軟膏、レーザートーニングはテープで保護
  • ピコトーニングの方が費用が高い

ピコトーニングとレーザートーニングは、いずれも低出力のレーザーシミやくすみ、肝斑などの肌悩みを改善する治療です。

費用は多くかかっても早く効果を実感したい場合はピコトーニング、施術回数が少なくて済みそうな場合はレーザートーニングを選ぶなど、それぞれの特徴を理解した上で最適な方法を選ぶようにしましょう。

ピコトーニングでより高い効果を得るためのポイント

ピコレーザートーニング

ピコトーニングは、シミや肝斑などに効果を発揮する美肌治療ですが、場合によっては期待した効果を得られないこともあります。

上述したように、ピコトーニングはレーザートーニングよりも費用が高額になることも多いです。せっかくお金を支払って施術を受けるのですから、より高い効果を実感するためにも、これからご紹介するポイントを押さえておきましょう。

ピコレーザートーニングを5回以上受ける

ピコトーニングは、出力の弱いレーザーを使用するため、1回の効果は低いです。継続して受けることで、少しずつメラニンを減らしていきます。薄いシミであれば2〜3回で効果を実感できますが、多くの場合5〜10回の施術が必要になります。

つまり、ピコトーニングの施術でより高い効果を実感するには、5回以上の施術を受けることが大切なのです。

濃くて小さめのシミがある場合、ピコトーニングとピコスポットを同時に受けると効率的にシミを改善できます。

ピコスポットは1回の施術でシミを消せる可能性があるので、目立つシミをピコスポットで消しつつ、ピコトーニングで薄いシミや顔全体のくすみを徐々になくしていきましょう。

ピコトーニングとピコスポットを両方受ける場合、ピコスポット後の経過次第でその後の照射間隔が変わってきます。治療受けたクリニックの医師とよく相談し、最適な間隔で施術を受けるようにしましょう。

ピコレーザーは出力の強さが重要

ピコレーザーは、従来のレーザー機器と比べてさまざまな面で優れていますが、出力が強すぎた場合肌にダメージを与えたり、肝斑が悪化したりする恐れもあります。反対に出力が弱すぎる場合も、シミが消えないなどのトラブルが起こることもあるので、出力の強さが非常に重要です。

クリニックでは、患者さん一人ひとりの症状に最適な出力で施術を行います。

早く効果を得たいからといって出力を上げて施術を行うと、思わぬトラブルの原因になる可能性もあるので、医師の指示に従って施術を受けるようにしましょう。

また、ピコレーザーの施術の中でもピコトーニングは痛みが少なく、ほとんどの方が麻酔を使用することはありません。しかし痛みに弱い場合、出力を下げて施術をしてもらうくらいであれば、麻酔を使用できるか相談してみるのもひとつの方法だといえます。

ピコレーザーは術後のセルフケアが大切

ピコレーザーでより高い効果を感じるためには、術後のセルフケアを丁寧に行うことが非常に重要です。

以下は、ピコレーザー後のセルフケアで注意すべき点です。

  • メイク落としや洗顔でゴシゴシこすらない
  • 保湿力の高い化粧水や乳液を使う
  • 日焼け止めや帽子などでの紫外線対策を徹底する
  • カサブタができた場合は無理に剥がさない

ピコレーザーの施術後は、お肌が非常にデリケートになっています。

とくに紫外線の影響を受けやすいため、施術を受けて帰宅するときに備えて日焼け止めだけでなく、帽子や日傘などを持参するのもおすすめです。塗るタイプの日焼け止めだけでは不安な場合は、飲む日焼け止めの使用も検討してもよいでしょう。

どれを選んだらよいかわからないときは「ヘリオケア」がおすすめです。ヘリオケアは、2002年にスペインのCantabria社から発売され、現在34ヶ国以上で販売されている飲む日焼け止めです。

強力な抗酸化作用で紫外線によるフリーラジカルや活性酸素の発生を抑制したり、肌の免疫機能防御作用を高めたりする効果が期待できます。

ヘリオケアの効果やおすすめのポイントについては、こちらで詳しくご紹介しています。

飲む日焼け止め「ヘリオケア」の効果とは?よくある質問も紹介

飲む日焼け止め「ヘリオケア」のおすすめポイント5つを紹介

まとめ

ピコレーザーを用いる施術のひとつであるピコトーニングの特徴と効果、より高い効果を得るためのポイントをご紹介しました。

ピコレーザートーニングは、弱い出力のピコレーザーを全顔へシャワーのように照射することで、シミやそばかす、肝斑など幅広い肌悩みを改善する施術です。

他にも、くすみを消して肌全体をトーンアップしたり、毛穴を引き締めてハリを取り戻したりなど、顔全体のアンチエイジングに効果を発揮します。

ただしピコレーザートーニングは、複数回以上受けることで徐々に効果を実感できる施術です。1回でシミが完全に消えていないからといって、すぐに諦めてはいけません。

ピコレーザートーニングの施術を検討している方は、本記事を参考に透明感のある美しい肌を手に入れてくださいね。

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