ピコレーザーの5つの効果と平均的な治療回数を紹介
シミやくすみといったお悩みに効果があると人気のピコレーザーは、従来のレーザー治療と比べると肌への負担が少なく、肌トラブルや肌悩みを解決に導く治療です。
ご自身の肌悩みに合わせて美容医療の治療を選びたいと考えている方は、ピコレーザーにはどのような効果があるか知りたいと思いませんか?
この記事では、ピコレーザーの効果と平均的な治療回数をご紹介します。
ピコレーザーでシミやくすみを除去したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ピコレーザー(ピコウェイ)の2つのモード
ダリア銀座スキンクリニックで導入しているピコレーザーは「ピコウェイ」です。ピコウェイは、アメリカFDAの承認を受けている安全性の高いピコレーザー。
そんなピコウェイには2つのモードがあるため、それぞれご紹介していきます。
ピコスポット
ピコスポットは、シミやタトゥーなどにピンポイントで高出力のレーザーを照射し、衝撃波でターゲットとなる色素を破壊して、症状を改善させる治療です。
ピコレーザーは従来のレーザーがナノ秒(10億分の1秒)なのに対して、ピコ秒(1兆分の1秒)で照射することから、照射時間が短いことや肌への負担が少ないことで人気です。
ピコスポットは、照射時に軽く輪ゴムではじかれたような痛みを感じることがありますが、基本的には麻酔なしで照射が可能です。
また、黒いかさぶたができることもありますが、時間の経過とともにかさぶたが取れ、自然とシミのない肌になっていきます。
ピコスポットの経過について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
→【ピコレーザー】ピコスポット後の経過は?色素沈着の予防方法も紹介
ピコトーニング
ピコトーニングは、低出力のレーザーを顔全体に照射する治療方法です。これまでレーザーでは治療が困難だとされていた肝斑にも効果を発揮するため、肝斑にお悩みの方におすすめできます。
弱い出力でレーザーを照射していくので、肌へのダメージを最小限に抑えながら広範囲の肌悩みを改善させます。
ピコトーニングは一度で効果を感じる方もいますが、何度か治療を繰り返す必要があります。しかし、ピコスポットのようなダウンタイムはないので、薄いシミや顔全体のくすみにお悩みの方におすすめです。
ピコレーザーの効果
ピコスポットとピコトーニングについてご紹介しましたが、ここからはもう少し詳しくこの2つの治療の効果について解説していきます。
シミやそばかすの除去
シミやそばかすを除去するには、ピコスポットとピコトーニングのどちらか、あるいは両方を用いて施術を行います。
ピンポイントで消したいシミがある方は、ピコスポットで集中的に治療をするのがおすすめですが、広範囲にわたるシミやそばかすにはピコトーニングで全体的にケアするのが理想です。
しかし、前述したようにピコスポットにはダウンタイムがあるため、シミの種類やご希望によって、どちらの施術が良いか判断するのが良いでしょう。
くすみの除去、トーンアップ
肌が全体的にくすんでいるように見える、暗い印象に見えるといったお悩みには、ピコトーニングがおすすめです。
ピコトーニングを何度か繰り返すことで、肌のくすみを除去して明るくトーンアップさせることが可能。
過去に日焼けをしすぎてしまいメラニン色素が蓄積され、そのせいで肌がくすんでいるという方は、何度かピコトーニングを繰り返すことで、肌を白くしたいという希望を叶えられます。
毛穴の開きなどの肌質改善
毛穴の開きは、毛穴に詰まった皮脂が原因で起こります。ピコトーニングを数回行うことで、皮脂腺を引き締めて皮脂分泌を抑えることによって、毛穴の開きを改善に導きます。
また、ピコトーニングで顔全体のメラニンの生成を抑えると、肌のハリや弾力を保つために必要であるコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。
コラーゲンやエラスチンの生成が促進されることで、小ジワやたるみといったお悩みも改善が期待できます。
ただし、シワやたるみが主な肌悩みだという場合は、サーマクールやHIFU(ハイフ)の施術が適しているケースもあるため、肌悩みを医師に相談してみると良いでしょう。
サーマクールやハイフについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
→ハイフの効果や持続期間、効果を高める方法を解説!他施術との併用症例も紹介
タトゥー除去やほくろ除去
ピコレーザーは、タトゥーを除去したいと考えている方にもおすすめです。従来のレーザー治療では、対応できるカラーに限りがあったためタトゥーを完全に除去することは難しかったのですが、ピコレーザーは対応できるカラーが多く、レーザー治療で除去できなかったタトゥーも除去できる可能性があります。
また、治療回数も従来のレーザーに比べて少なくて済むので、早くタトゥーを除去したいと考えている方は、ピコレーザーを検討してみてください。
ほくろ除去には、炭酸ガスレーザーやQスイッチレーザーが使用されるのが一般的ですが、実はピコレーザーでもほくろの除去が可能です。ピコレーザーは従来のレーザーに比べて肌への負担が少ないため、ほくろ除去にピコレーザーを希望する方も多くいらっしゃいます。
しかし、治療ができる条件として1~2mm程度の小さなほくろであることや、盛り上がりが少なく平らなほくろであることが挙げられるので、ほくろ除去にピコレーザーを検討している方は、一度カウンセリングをするためにクリニックで相談してみましょう。
肝斑の除去
肝斑は、一般的な紫外線が原因でできるシミとは種類が異なり、両頬やあごなどにできる薄茶色のシミのことで、なぜできるかはハッキリと解明されれていませんが、ホルモンバランスが崩れることが原因の一つではないかと言われています。
通常のシミと異なり、肝斑は刺激を与えるとさらに炎症を起こし症状がひどくなってしまうため、高出力のレーザーは使用できません。
しかし、ピコトーニングであれば低出力の照射を繰り返し行うことで、皮膚の炎症を起こさずに肝斑の治療ができます。
また、肝斑の治療には内服薬や外用薬を併用すると効果的です。
美容内服薬について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
→シナール・トランサミンを処方してもらうには?効果や副作用を紹介
→美白ケアにオススメ!内服薬ランキングと同時に行うべきセルフケアを紹介
ピコレーザーをするとシミは何回で消える?
ピコレーザーがさまざまな効果を発揮することはわかりましたが、何回ほど治療を続ける必要があるのかも重要なポイントとなります。
ここからは、ピコレーザーの治療回数についてご紹介します。
ピコレーザー1回での効果
ピコレーザーは、お悩みや施術方法によって1回での効果は異なります。
たとえば、ピコスポットで集中して1つのシミを改善させたいという場合は、1回の治療でも効果がある場合もあります。しかし、濃いシミの場合はピコスポットでも数回治療が必要になることも。
また、肝斑や肌質改善などのために行うピコトーニングは、数回行う必要があると前述しましたが、1回で全く効果を感じないというわけではなく、1回の治療でもある程度の効果を感じられます。
ただし、患者さんのお悩みの程度によって1回で感じる効果は異なるため、カウンセリングで医師としっかり相談し、治療回数を検討することが重要です。
ピコレーザーを受ける回数
1回での効果とともに気になるのは、ピコレーザーを何回受ければ肌悩みが改善されるのかということですが、前述したように1つのシミに対してピコスポットを照射すれば、1度の治療でシミが除去できる可能性も大きいです。
しかし、肝斑や肌質改善の治療となると、ピコトーニングを低出力で数回治療することになります。
おすすめの頻度は、4週間に1度のペースで3~4回ほど、肝斑の場合は5~6回ほど治療を行うことです。
どの程度の結果を求めているのか、どんな肌悩みを解決したいと考えているのかを、よく医師と相談して治療回数を決めることをおすすめします。
まとめ
ピコレーザーの効果についてご紹介しましたが、参考になりましたか?
ダリア銀座スキンクリニックで使用しているピコレーザーは、米国FDAの認可を受けているピコウェイです。ピコウェイには2つのモードがあり、お悩みに応じてピコスポットとピコトーニングを使い分けます。
とくにピコトーニングの場合は、1回の治療で思ったような効果が得られないケースもありますが、数回治療を行うことでお悩みを解決に導きます。
シミを改善させたい、肌のトーンアップをしたいと考えている方は、ぜひピコレーザーの治療を検討してみてくださいね。