リベルサス3mgを2錠飲むとどうなる?やってはいけない服用方法なども紹介
リベルサスは、1日1回朝服用することで血糖値をコントロールして、食欲を抑えたり脂肪の燃焼を促進したりするダイエットサポート薬です。
ダイエット中にどうしても食べてしまう方や、忙しくて毎日ヘルシーな食事を用意したり運動したりできない方におすすめですが、口コミサイトやSNSなどでは「リベルサス3mgは効かない」「リベルサス3mgでは痩せないから2錠飲んでいる」などの口コミもみられます。
結論から申し上げると、リベルサス3mgを2錠飲むのはおすすめできません。この記事では、リベルサス3mgを2錠飲むとどうなるのか、効果を感じられないときの対処法をご紹介します。
最後にリベルサスに関するQ&Aもいくつかご紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
リベルサス3mgを2錠飲むとどうなる?
リベルサスには、3mgと7mg、14mgと3つの規格があります。飲み始めは3mgから、1ヶ月経過後に様子を見つつ7mgに増量するのが一般的です。
しかし中には「メディカルダイエットなのだから、飲み始めてすぐに効果が出ないのはおかしい! 」と自己判断で3mgを2錠飲んだり、飲み忘れたからまとめて2錠飲んだりする方も。
そのような場合、効果が強く出すぎるなどの悪影響はあるのでしょうか。
リベルサス3mgを2錠飲むと本来の効果を発揮できない
リベルサスは、最初から7mgや14mgを処方してもらうことはできません。最初は必ず3mgからスタートするのですが、効果の現れ方には個人差があるため、思ったように痩せられない可能性もあります。
そのような場合、処方されているリベルサス3mgを2錠飲みたくなってしまう気持ちはわかりますが、2錠飲んでしまうと本来の効果を発揮できなくなってしまうので注意が必要です。
リベルサスには、薬の吸収を高める添加物が1錠の中に最適な量含まれています。
胃で薬が崩壊・吸収される際、薬に含まれる添加物が2倍量になってしまうことで、吸収に影響を及ぼす可能性があります。そのため、飲み忘れた場合や効果を実感できない場合でも、絶対に1度に2錠服用してはいけないのです。
これは、3mgだけでなく7mg、14mgを服用している場合も変わりません。よく7mgを2錠飲めば14mgになるからと自己判断で2錠飲んでしまう方がいらっしゃいますが、同じ効果は得られないので注意しましょう。
なお、リベルサスの効果について、詳しくはこちらでご紹介しています。
→リベルサスの効果はいつから?確実に痩せるためにすべきことも紹介
飲み忘れた場合の対処法
では、リベルサスを飲み忘れた場合はどうすればよいのでしょうか。
そのような場合、飲み忘れた日はそのまま薬を飲まず、次の日に1回分を服用してください。飲み忘れに気づくと慌ててしまい、本来飲むはずだった分まで服用してしまいがちですが、決して1度に飲んではいけません。
誤って2日分を飲んだ場合は、リベルサスを処方した医師もしくは薬剤師に相談して指示に従いましょう。
リベルサスを2錠飲む以外にやってはいけない服用方法
リベルサスは、1度に2錠飲むこと以外にも、以下のようにやってはいけない服用方法があります。
- 噛み砕く
- 分割する
- 粉砕する
リベルサスは、1日1回の服用で済むよう、GLP-1の作用を参考にして効き目を改良した薬です。湿気や光に弱いなど、非常にデリケートな薬であるため、噛み砕いたり分割したり、粉砕したりすると正常な効果が得られないばかりか、副作用が強く出る可能性もあります。
また、他の薬と併用する際は、30分以上あける必要があります。中には併用してはいけないものもあるので、担当の医師に相談してみましょう。
なお、リベルサスの副作用や併用禁忌などについては、こちらで詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→リベルサスは低血糖の危険性がある?重大な副作用や避けるべきことなどを紹介
上述の通り、リベルサスは湿気や光に弱い薬です。そのため、服用する直前までシートから取り出さないことが重要です。シートを切る際も、縦に切ったり丸く切ったりなど、ミシン目以外で切らないようにしてください。
万が一シートが破損しているものがあった場合は、薬本来の効果を発揮できない可能性があるので、破損している箇所の薬は使用せず正しく入っているものを服用しましょう。
リベルサス3mgで効果を感じられないときの対処法
リベルサスは必ず3mgから服用をはじめ、徐々に7mg、14mgと増やしていきます。医師の判断によっては、3mgから増量しないこともあるのですが、ダイエットをしている本人にとっては、期待したような効果が感じられないと思うこともあるかもしれません。
そのような場合、勝手に3mgを2錠飲んだり、服用をやめたりせず、これからご紹介する対処法を試してみてください。
リベルサスで期待した効果が得られない理由などについて、詳しくはこちらでご紹介しています。
服用方法や保存方法が正しいか確認する
リベルサス3mgで効果を感じられない場合、まずは服用方法や保存方法が正しいか確認してみましょう。
以下は、リベルサスを服用する際のポイントです。
- 1日のうちの最初の食事、飲水の前に服用する
- コップ半分程度の水(約120ml以下)で服用する
- 服用後は少なくとも30分以上(できれば1〜2時間)飲食や他の薬の服用を避ける
リベルサスは、胃に入っている食べ物や飲み物の成分によって吸収が悪くなってしまいます。そのため、朝起きて空腹の状態で服用し、その後は30分以上何も口にしないことが重要です。朝はお茶やコーヒーを飲む方も多いですが、薬の吸収に影響してしまうので、必ず水で服用しましょう。
リベルサスは、服用に際して守るべきことが多い薬です。効果を最大限に引き出すためにも、必ず上記のポイントを守るようにしましょう。
配合量を変更する
リベルサス3mgで効果を感じられない場合、担当の医師に相談して配合量を変更するのもひとつの方法です。
基本的にどの量を服用するかは医師が判断しますが、暴飲暴食をしていないのに全く体重が変化しないなどの場合は、処方されているクリニックへ相談に行ってみることをおすすめします。
食事の内容に気を使う
リベルサス3mgで効果を感じられないときは、食事の内容に少しだけ気を使うとよいかもしれません。
例えば、休日にサラダチキンをまとめて作って常備しておいたり、ゆで卵や蒸し野菜を作っておいたりなど、忙しくても簡単に食べられるものを用意しておくのもおすすめです。どうしても自炊できない場合は、コンビニでヘルシーな食べ物を買ってきてもよいでしょう。
ただし、栄養状態が悪いと低血糖が生じる可能性も高まるので、きちんと栄養バランスの取れた食事をすることが重要です。ひとつのものを食べ続ける、何も食べないなど、偏った食生活はしないようにしてください。
軽い運動を取り入れる
食事に気を使うのと同様、通常のダイエットのように運動を取り入れるのもおすすめです。
とはいえ、激しい運動をしなければいけないわけではなく、軽いウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動を意識して行うとよいでしょう。
他にも、筋肉に負荷をかけて行う筋トレも効果的です。リベルサスには基礎代謝を高める効果もありますが、筋トレを行うことでその効果を高めることができます。
忙しいと運動するのも大変かもしれませんが、その場合はお風呂の後にストレッチをするなど、できることを少しずつ、続けることが重要です。
ただし、食事と同様やり過ぎは禁物です。激しい運動は低血糖を起こす可能性を高めるので注意しましょう。
リベルサスに関するQ&A
最後に、リベルサスに関するQ&Aをいくつかご紹介します。
リベルサスは服用を始めてからどのくらいで効果を実感できますか?
リベルサスは、早い方で3ヶ月ほど服用を続けるとダイエット効果を実感できるといわれています。ただし、個人差もあるため、すぐに効果が現れる方もいれば、なかなか効果を実感できない方もいます。
リベルサスはいつまで続ければいいですか?
患者さんの目標や効果の現れ方によっても異なりますが、リベルサスを継続する目安は6〜12ヶ月程度です。希望によって調整できるので、医師とよく相談しながらダイエットを続けましょう。
リベルサスは服用を止めるとリバウンドしてしまいますか?
リベルサスは、服用をやめるとそれまで得られていた効果が徐々に薄れていきます。
そのため、服用以前と同程度の食事量に戻ってしまうことも少なくなく、それに伴って体重も元に戻ってしまうこともあるかもしれません。服用をやめた場合は、食事量に十分注意し、適度な運動を行うなどして対処することをおすすめします。
まとめ
リベルサス3mgを2錠飲むとどうなるのか、効果を感じられないときの対処法をご紹介しました。
リベルサスには3mgと7mg、14mgがあり、それぞれ必ず1日1錠ずつしか飲むことができません。3mgでは効果が薄いと感じたり、飲み忘れてしまったりすることもあるかもしれませんが、自己判断で2錠まとめて飲んでしまうと、本来の効果が十分に発揮されない可能性もあります。
また、副作用が強く出る恐れもあるので、万が一1回で2錠飲んでしまった場合は医師に相談すると安心です。
リベルサスは、飲むだけで痩せるわけではありませんが、ダイエットを強力にサポートしてくれる心強い存在です。ぜひ本記事を参考に、ダイエットを成功させてくださいね。