白玉点滴(白玉注射)をやめたらどうなる?元に戻るのをできるだけ防ぐ方法を紹介
強力な美白効果をもつグルタチオンを主成分とする白玉点滴(白玉注射)。シミが目立ってきたり肌がくすんだりなど、年齢を重ねるごとに気になってくるエイジングサインを解消したい方や、透明感のある白肌に憧れている方の間で人気の施術です。
しかし、白玉点滴はやめると元に戻るという噂もあるため、これから施術を受けようと思っている方の中には、どのくらいの期間効果があるのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、白玉点滴をやめたらどうなるのか、効果持続期間やおすすめの施術頻度、白玉点滴をやめても元に戻るのを防ぐ方法をご紹介します。
目次
白玉点滴(白玉注射)をやめたらどうなる?
白玉点滴(白玉注射)は、シミやくすみの改善や予防、美肌、デトックス効果、疲労回復などさまざまな効果が期待できる美容施術です。人間の体内で作られているグルタチオンが主成分であるため、リスクや副作用が少ないのも魅力のひとつです。
そんなメリットが多い白玉点滴ですが、実は継続して受けていないと徐々に効果がなくなり、元に戻ってしまいます。
白玉点滴の継続によって肌のシミやくすみが解消された後、やめてしまったからといってすぐに戻ってしまうわけではありません。
しかし、紫外線を浴びたりエアコンで乾燥したりなどの外的要因や激しい運動、トレーニング、ストレスなどで体内のグルタチオンが減少してしまうと、白玉点滴の効果を維持することは難しくなってしまいます。
グルタチオンは、年齢に伴って徐々に産生量が減少していきます。そのため、これまで白玉点滴で補っていた分がなくなってしまうと、肌のたるみやシミ、シワなどが増えるなどの症状が現れる可能性もあるでしょう。
また、白玉点滴には「やめたら太る」「白髪が増える」などの噂があります。
やめたら太るという噂は、白玉点滴後に食欲不振を感じる方もいることから生まれたと考えられます。実際のところ、食欲不振を感じたとしても数時間で治ることがほとんどなので、白玉点滴をやめたことと太ったことは関係ないといえるでしょう。
白髪が増える噂は、白玉点滴にメラニン色素を抑制する作用があることからきていると考えられます。100%白髪が増えないとは言い切れませんが、科学的根拠もなく、そのような症例の報告もないので、気にする必要はありません。
むしろ、白玉点滴に含まれるアミノ酸によって髪の毛が少し増えた、髪のツヤが戻ったという方が多いです。
白玉点滴の効果やデメリットなどについて、詳しくはこちらでご紹介していますので、施術を検討する際の参考になさってください。
→白玉点滴(白玉注射)は本当に効果ある?リスクや副作用・継続する重要性について解説
→白玉点滴(白玉注射)にデメリットはある?原理についても解説
白玉点滴の効果持続期間とおすすめの施術頻度
上記では、白玉点滴をやめると徐々に効果が薄れていくことをご紹介しましたが、どのくらい効果が持続するのか、効果を維持するためにはどのくらいの頻度で受け続けなければならないのか、気になっている方も多いことでしょう。
ここでは、白玉点滴の効果持続期間や施術頻度についてご紹介します。
白玉点滴の効果は数日〜1週間ほど
白玉点滴の効果は、1回の点滴で数日〜1週間ほどしか持続しません。
白玉点滴と同じ効果を得られる白玉注射の場合は、1回に注入できるグルタチオンの量が少ないため、効果持続期間がさらに短くなります。
白玉点滴は1〜2ヶ月に1回受け続けることが重要
白玉点滴は、継続しなければその効果を実感し続けることはできません。
そのため、何回受ければ終わりというわけではなく、効果を実感し始めてからは1〜2ヶ月に1回の頻度で受け続けることが重要です。
医師の方針によっては、白玉点滴を受ける間隔を1週間以上あけるよう指示される場合もあります。白玉点滴に含まれるグルタチオンの量にもよりますが、受ける間隔を短くし過ぎると、血中濃度が上がって尿として排出されてしまうことも。
せっかく費用をかけて白玉点滴を受けるのですから、医師とよく相談しながら最適な間隔で施術を受けるようにしましょう。
白玉点滴の費用について知りたい方は、こちらを参考になさってください。
最初のうちは週に1〜2回のペースがおすすめ
白玉点滴は、最初のうちは週に1〜2回のペースで受けるのがおすすめです。短い間隔で施術を受けることで、早く効果を実感できるようになります。
一般的に、5〜10回ほどで少しずつ効果を実感できるようになるといわれていますが、個人差も大きいため、長いと30回ほどかかったという方もいらっしゃるようです。
早く効果を実感したい場合は、できるだけグルタチオンの配合量が多い白玉点滴を受けましょう。
上述の通り、効果を実感し始めたら、1〜2ヶ月に1回の頻度で施術を受けても効果を維持できるようになるので、それまでの期間は短い間隔で施術を受けることをおすすめします。
ちなみに、白玉点滴の1回目ではデトックス効果を感じられる可能性はありますが、美白効果はほとんど感じられません。体の中から美白を叶えるには、ある程度の時間がかかることを理解して、地道に継続することが重要なのです。
白玉点滴は強い抗酸化作用を持っているため、受け続けていれば地黒の方や日焼けをしている方でも全身の美白ができるでしょう。
なお、当院の白玉点滴について、詳しい情報はこちらでご確認ください。
→白玉点滴
白玉点滴をやめても元に戻るのをできるだけ防ぐ方法
白玉点滴は、継続して受け続けていても、やめてしまうと徐々に効果が失われて元に戻ってしまいます。また、頻繁に施術を受けなければならないので、仕事や子育てなどで忙しい方にとっては、負担となってしまうかもしれません。
では、白玉点滴をやめてしまっても、できるだけ元に戻らないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、その方法を3つご紹介します。
美容クリニックで他の美白治療を受ける
白玉点滴は、始めのうちは1〜2週間に1回、効果を実感してからも1〜2ヶ月おきに施術を受けなければ効果を維持できません。
しかも、かかる時間は1回60mgの点滴で30分ほど。毎回通院や施術にかかる時間を確保するのは大変だという方もいらっしゃることでしょう。
白玉点滴を受けてみたものの、なかなか頻繁に通えないという方は、以下のような比較的継続しやすい美白治療を受けてみるのもひとつの方法です。
【内服薬】
白玉点滴の代わりに、美白効果が期待できる内服薬や外用薬を使用するのもおすすめです。
例えば、トラネキサム酸やビタミンC、L-システイン、ビタミンEやビオチンなどを配合した内服薬があります。グルタチオンの内服薬もあるので、試してみるとよいでしょう。
【水光注射】
水光注射は、ソフトヒアルロン酸を注入することで、肌の内側からみずみずしく、ハリとツヤのある肌が目指せる施術です。ダーマシャインバランスという専用機器を使用し、ヒアルロン酸でハリを出すとともに、体内のコラーゲンを増生する効果が期待できます。
クリニックによっては、トランサミンやプラセンタなどを含んだ、美白に特化したメニューを扱っており、効果も3〜6ヶ月継続するのでおすすめです。
なお、当院の美白施術について、詳しい情報はこちらをご覧ください。
紫外線対策をしっかりと行う
シミやくすみなどの肌老化の原因は、約7割が紫外線だといわれています。白玉点滴をやめてしまったとしても、紫外線対策をしっかりと行っていれば、完全に元の状態に戻ってしまうことはないでしょう。
基本中の基本ではありますが、紫外線による影響を防ぐためには、曇りや雨の日でも日焼け止めを塗ることが重要です。室内でも紫外線の影響を受けてしまうので、日焼け止めを塗るのはもちろんのこと、UVカットのカーテンをかけるなどの対策を行いましょう。
外出するときは、日傘や帽子、サングラス、UVカットの洋服やスカーフ、手袋などを使用するのがおすすめです。
グルタチオンを多く含む食品を意識的に摂る
白玉点滴ほどの効果は期待できませんが、グルタチオンを多く含む以下の食品を意識的に摂ることで、できるだけ効果を維持するよう心がけることも大切です。
- トマト
- きゅうり
- かぼちゃ
- そら豆
- ほうれん草
- えのき
- キャベツ
- ブロッコリー
- キウイフルーツ
- 牛レバー
- 赤貝
- マダラ
- クルミ
- パン酵母
グルタチオンは、緑黄色野菜をはじめ、レバーや肉類、果物に多く含まれています。日々の食事からも摂取できるので、ぜひ取り入れてみてください。
また、食生活だけでなく生活習慣全体を整えることも忘れてはいけません。肌のターンオーバーを活性化させるためにも、質の良い睡眠をとるよう心がけたり、適度にストレスを発散したりしましょう。
まとめ
白玉点滴をやめたらどうなるのか、効果持続期間やおすすめの施術頻度、白玉点滴をやめても元に戻るのを防ぐ方法をご紹介しました。
白玉点滴は、美白を目指す方や肌のシミやくすみを改善したい方におすすめの美白施術ですが、やめてしまうと効果がなくなってしまうため、効果を維持するためには継続して施術を受ける必要があります。
とはいえ、継続していれば目に見える効果が実感できるので、お肌のメンテナンス感覚で続けておいた方がよいでしょう。
白玉点滴を検討している方は、本記事を参考に美肌を目指してくださいね。