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スネコスは目の下のクマに最適!ダウンタイムの期間や効果の理由を解説

スネコス

目の下のクマによく効くと最近密かに話題になっている、イタリア生まれの「スネコス」をご存じですか?

「次世代のヒアルロン酸」との呼び声も高いスネコス注射は、日本ではまだ馴染みの薄い製剤ですが、導入している美容クリニックも着々と増えてきて、美容医療クラスタに浸透するのも時間の問題といわれています。

新しい治療法を検討してみたいけれど、他の施術やヒアルロン酸注射とどう違うのか、施術した際の効果やダウンタイムなど、もう少し情報が欲しい方も多いと思います。

クリニックに相談する前にお役に立てるよう、是非ご一読ください。

スネコスとは

スネコス

美容医療におけるエイジングケアの治療には、コラーゲンやボトックスなど、様々な注入治療(フィラー)があります。

その中でもヒアルロン酸注射は、コラーゲンやエラスチンの合成を促進し、目の下のクマ・たるみ、ほうれい線、目元や口元のシワなどの肌のトラブルに対して、ハリやツヤ、弾力の回復などのアンチエイジング効果が望めます。

スネコスもその一つですが、非架橋のヒアルロン酸と6種類のアミノ酸という、人の身体を始めとした生体内に存在する成分だけでシンプルに作られていることが特徴です。

また、EUにおいて医療機器として認可を受けており、CEマーク(欧州安全基準適合の承認)のクラスⅢを取得しているので、安全性が証明されています。

スネコスの強み「非架橋」とは

美容医療で用いられるヒアルロン酸は通常、体内に吸収されるので安全ですが、そのままだと吸収が早いためシワやたるみに効果を発揮できません。

通常は、ヒアルロン酸同士を化学結合させて体内への吸収を遅らせる「架橋」と呼ばれる加工がされています。

架橋構造のヒアルロン酸は粘度が高いので、肌にボリュームを出しやすく、効果が持続しやすい反面、不自然にぼこぼこに膨らんでしまうケースがあります。

スネコスは非架橋結合のヒアルロン酸なので、塊がなくサラッとしていて、まつ毛の際まで入れることができ、自然な仕上がりが目指せます。

吸収されやすいため即効性はありませんが、その代わり、配合されているアミノ酸がコラーゲンやエラスチンの自己産生を促進し、だんだんと効果が現れてきます。

また、万が一血管に入り込んだ場合、架橋型ヒアルロン酸のように粘度が高いと動脈内で詰まる危険性もありますが、スネコスのような非架橋型ヒアルロン酸の場合はサラサラしているので、血管閉塞の危険性は低いといわれています。

粘度が低いことは、顔の皮膚が薄い部分など部位を問わない使用をしても違和感なく適応できるということで、これがスネコスの強みといえます。

ヒアルロン酸とアミノ酸の配合率

スネコスは非架橋型ヒアルロン酸と、以下のような6種類のアミノ酸を、国際特許を取得するほどの特殊な比率で配合しています。

  • コラーゲンの産生を促進し、肌にハリを与える……グリシン、L-プロピン、L-リジン
  • エラスチンの産生を促進、肌に弾力を与える……L-アラニン、L-バリン
  • タンパク質の合成を促進……L-アラニン

ヒアルロン酸に複数のアミノ酸を配合することは、肌の再生に欠かせないコラーゲンやエラスチンを合成する働きを更に促進させ、年齢に負けない肌の美しさを引き出します。

スネコス200とスネコス1200

スネコス注射には、低分子で分子量が小さいスネコス200と、中分子で分子量が大きいスネコス1200の2種類があり、それぞれに合った使い分けをすることで、幅広いシワにアプローチが可能です。

低分子のスネコス200は、顔全体のハリや弾力・小ジワなど、比較的皮膚の浅い部分のシワに最適です。

一方スネコス1200は分子量が大きいので、ほうれい線やゴルゴライン・マリオネットラインなど、皮膚深くに刻まれたシワをふっくらさせる効果があります。

細胞外マトリックスに働きかける

細胞同士の間には、「細胞外マトリックス」という骨組みの役割をする、コラーゲンやエラスチンからできているタンパク質の複合体があります。

真皮層にある線維芽細胞はコラーゲンやエラスチンを生成しますが、その一部が細胞外マトリックスとなり、皮膚の構造を立体的に配置・維持しています。

細胞外マトリックスは、線維芽細胞に刺激を与えることにより細胞の再生を助け、新しい細胞を生成する働きもサポートしながら、真皮層の構造を維持しています。

この骨組みである細胞外マトリックスの構造が老化などで崩れることにより、深いシワやたるみが起こり、線維芽細胞にも刺激が伝わらなくなるので、コラーゲンやエラスチンの生成が減少し、エイジングが加速します。

スネコスは、この細胞外マトリックスに働きかけて増加させ、肌構造を整え、線維芽細胞を刺激し、肌本来の再生機能を活性化するという「細胞外マトリックスの再生」が得意です。

他の注射との違い

例えば通常の架橋のヒアルロン酸の粘度の高さは、ある程度の固さが求められる部位に関して、その形成力が役立ちます。

同じような小ジワの改善が見込めるボトックス注射は、表情菌にボツリヌス菌の毒素を注射し麻痺させるという方法で、周りに気付かれやすいというデメリットもありますが、治療時間が短いなどのメリットもあります。

水光注射は、スネコスと同様の非架橋型ヒアルロン酸を使用しますが、真皮の浅い層を傷付けて、創傷治癒の能力で肌の再生を促すので、スネコスとはアプローチの方法が異なります。

リジュランもサーモン由来のDNAが成分のため、魚・魚卵アレルギーの方に対しての施術ができませんが、肌の浅い層に向いている注射です。

それぞれの注射にメリット・デメリットがあり、症状に対して最適な選択をすることで、理想の結果に近づくことができます。

スネコスは、真皮の深いところにある線維芽細胞に刺激を与えることによる細胞の再構築の促進と、繊細な場所で効果を発揮する非架橋の柔らかさを、ケースによって選べる治療といえます。

ちなみにスネコスは、他の注射との併用も問題がないので、シワが深い場合はボライトなど、形成力がある架橋型ヒアルロン酸と組み合わせた治療が効果的です。

ダリア銀座スキンクリニックでは「スネコスボライトXC」による首の集中エイジングケアをお勧めしております。

一緒に治療すると割引になりますので、気になる部分があれば診察の際に相談するのもいいでしょう。

スネコスの治療については、こちらでも詳しく説明しています。

スネコスとは?効果やメリット、目の下のクマ&首の症例を紹介!

ボライトXCなど、当店で取り扱いのあるヒアルロン酸についてはこちらをご参考ください。

→「ヒアルロン酸注射の製剤別の料金とは?部位別の注入量目安も紹介

2種類の目のクマに効くスネコス

スネコス

目の下には、青クマと黒クマ、そして茶クマがあります。

青クマは、血行不良が原因で暗赤青色の血液が静脈内で増加し、目の下の薄い皮膚から透けて見える状態のことで、メイクである程度隠せますが、生活習慣を見直したり、睡眠を十分とったりなど、根本的な健康作りが必要です。

黒クマは影クマともいい、加齢が原因でたるんだ目の下の脂肪によって影が差し、クマのように見えるもので、メイクで隠すことは困難です。

茶クマは、頬などのシミと同じで、摩擦や紫外線が原因の色素沈着なので、美白ケアに分類されます。

この青クマと黒クマは治療が難しいとされていますが、非架橋のスネコスは、薄くなった皮膚に厚みやハリを与えるので透けにくくなり、皮下組織にボリュームを与えてシワやたるみを軽減するという効果もあるので、どちらのクマに対しても自然な仕上がりが期待できます。

スネコスのダウンタイムや注意するポイント

スネコス

ここでは、注射治療であるスネコスについて、心配しがちなダウンタイムなど、注意するポイントを抑えてご紹介します。

スネコスのダウンタイム

スネコスは注射なので、針を刺す時には痛みを感じる場合がありますが、麻酔クリームや笑気麻酔などの用意があるクリニックもあるので、申し出ると安心でしょう

スネコスのダウンタイムについては、施術直後に腫れがある場合があり、当日中に治まる場合が殆どですが、遅くても数日で引くといわれています。

針を刺すので針跡などは若干残りますが、通常の注射同様、大きく針跡が気になるなどの心配もなく、施術直後でもメイクをして帰宅することが可能です。

稀に赤みや内出血、発疹や痒みを引き起こすことがありますが、こちらは一般的に1~2週間で改善します。

化学物質が使われていない非架橋であり、CEマークも取得しているという安全性の高さがメリットのスネコスですが、もし、2週間以上経過しても症状が治まらない場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

スネコスのダウンタイムや副作用については、こちらの記事もご参考ください。

→「スネコス注射にデメリットはある?特徴や効果をまとめて紹介

スネコスの注射後に気を付けること

スネコスの施術後は、通常の注射を受けた場合と同様に、お酒の飲み過ぎや、長時間の入浴、激しい筋トレなどの運動は控えましょう。

ダウンタイム中の症状の現れ方や、施術の結果に影響する可能性も全くないとはいえませんので、安静とは言わなくても、無理をしない過ごし方をおすすめします。

スネコスが打てない人

次の方はスネコスの施術を受けることはできません。

  • 妊娠中の方
  • 施術したい部位に感染症やケロイド・皮膚炎等がある方
  • アナフィラキシーの既往歴がある方
  • 多発性または重度のアレルギーをお持ちの方

美容医療の世界は広く、治療法も多彩です。クリニックで相談すれば、上記の方でも受けられる治療法があるかもしれませんので、まずは悩みを聞いてもらいましょう。

まとめ

顔のトラブルで一番気になる、特にアンチエイジングしたい部位といえば、一番に挙がるのが目の周りです。

そんな繊細な肌質である部分だからこそ、目の下の治療に最適なスネコスに、興味をそそられるのかもしれません。

私たちの身体に元々存在する成分だけで作られた「スネコス」。

興味のある方は、その安全性を踏まえた上で検討しましょう。

 

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