サーマクールとボトックスで小顔に!得意な効果や施術の順番など紹介

美容施術は併用することで相乗効果がある組み合わせがあります。
さまざまな施術があるなかでも、サーマクールとボトックスの組み合わせは小顔効果を得られると人気です。
この記事では、サーマクールとボトックスのそれぞれの効果や、副作用・ダウンタイム、併用での効果や施術の順番などを紹介します。
小顔効果が期待できるサーマクールとボトックスの併用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
サーマクールとは
サーマクールは高周波を照射する美容施術で、切らないたるみ治療といわれています。
ここでは、サーマクールについて、どのような施術なのか、効果やその持続期間・副作用やダウンタイムなどについて紹介します。
サーマクールはどんな施術?
サーマクールは皮膚の深い部分(真皮層)に熱刺激を与え収縮させることで肌を引き締める美容施術です。
加えて、真皮層に軽いやけどを負わせた状態にして創傷治癒を促します。
創傷治癒によって新しいコラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸などの真皮成分が生成されるため、肌が再生し肌質が改善します。
また、真皮層の下の脂肪層にある線維性成分にも熱を届けて収縮させるるめ、引き締め効果が即時に得られます。
サーマクールで得られる効果
サーマクールで得られる効果は以下のように多岐にわたります。
- たるみの改善
- 毛穴や皮膚を引き締める
- 肌のボリュームアップ
- 肌にハリや潤いを与える
- 小じわ改善
- ニキビを改善・予防
- セルライト解消
サーマクールは美肌効果の他にフェイスラインを引き締める効果が期待できます。
サーマクールの効果持続とおすすめの施術頻度
サーマクールは施術直後に見られる効果と、時間が経ってから見られる効果があります。
まず、施術によって真皮層や脂肪層のコラーゲンが収縮するため(熱変性)、肌が引き締まる効果が施術直後に現れます。
その後、2〜3ヶ月ほどかけて古い肌細胞が新しい肌細胞に置き換わっていき、効果のピークは施術後約6ヶ月経過した辺りです。
効果は約半年から1年間続きますが、効果持続のためには半年〜1年に1回の頻度の施術がおすすめです。
サーマクールの副作用やダウンタイム
多様な効果が得られるサーマクールですが、ダウンタイムは少なめのため、生活に支障が起こりにくい美容施術です。
しかし以下のような副作用があります。
- 施術を受けすぎると顔がこけて見えることがある
- 術後に痛みや熱感がある
- やけどや水ぶくれができることがある
熱を与える施術のため、少ないとはいえ副作用が見られる場合がありますが、重篤になるケースはまれです。
→サーマクールはやけどになる?副作用のリスクやクリニック選びのポイントも紹介
→サーマクールのダウンタイムは?施術後の注意点やクリニックの選び方を紹介
ボトックスとは
ボトックスとは筋弛緩剤による注入治療で、サーマクールとはまた違った効果が期待できる美容施術です。
ボトックスの施術の特徴や効果・副作用などについて紹介します。
ボトックスはどんな施術?
ボトックスはタンパク質の一種であるボツリヌス毒素を注射して、神経伝達物質であるアセチルコリンを抑制する施術です。
筋肉の動きを止めることで、シワを軽減したりフェイスラインをシャープにしたりします。
シワの原因の1つとして挙げられるのが、生活習慣や加齢による表情筋のクセが原因の筋肉の硬直です。
筋肉の硬直は血液やリンパの流れを阻害し、栄養や酸素が届かなかったり新陳代謝が低下したりするため、筋肉の動きはさらに悪くなります。
ボトックスはそのように硬直した表情筋にアプローチして筋肉を緩和し、シワを改善します。
ボトックスで得られる効果
ボトックスで得られる効果もサーマクール同様、以下のような多方面の悩みに対して結果が期待できます。
- 歯ぎしりや食いしばり
- 顎関節症
- 表情ジワ
- ガミースマイル
- エラ
- 肩こり
- 多汗症
- 花粉症
- 部分痩せ
美容だけでなく、疾患による症状や体の不調の緩和にも役立てられます。
ボトックスの効果持続とおすすめの施術頻度
ボトックス注射は効果が見られるまでには1週間程度、効果が安定するまでには2週間ほどかかり、効果のピークを迎えるのは施術後1ヶ月くらいです。
またボトックスの効果持続は3〜6ヶ月程度で、時間とともに効果は薄まり徐々に元に戻るため、持続させるためには効果持続期間内に1回の定期的な施術が必要です。
→エラボトックスの効果が出るのはいつから?注射後の経過と持続期間について解説
ボトックスの副作用やダウンタイム
ボトックスのダウンタイムは表皮を傷つけるような施術ではないため1〜3日程度で終わることがほとんどであり、以下の注意点さえ守れば当日から仕事に復帰することも可能です。
- 患部を揉む・擦るなどしない
- ボトックスは熱に弱いため、3日間程度は体温が上がることはしない
(激しい運動・飲酒・高温のサウナや入浴)
副作用としては注射部位の赤みや腫れ・内出血などがありますが、1週間ほどでほぼ治まります。
ただし、注入部位や注入量が適切でなかった場合、表情筋を動かしづらくなるような違和感が生じることがあります。
この場合、ボトックスの効果がなくなる3〜6ヶ月程度まで待つか、ボトックスの効果を抑制するアセチルコリン塩化物を注射するなどが対処法となります。
しかし後者は費用がかかったり効果が一時的だったりするため、患部を必要以上に触って薬剤を必要以上に広げない・信頼できるクリニックを選んで依頼するなどの注意が必要です。
→ボトックスを打ったら飲酒してはいけない?ボトックスの副作用を詳しく解説
→エラボトックスのダウンタイムは短い!ダウンタイムの症状や過ごし方を解説
サーマクールとボトックスを併用する場合の順番
サーマクールとボトックスは、基本的には同日施術が可能です。
しかしクリニックによっては、どちらが先でも間隔を1〜2週間空けるよう指示するケースもあります。
ボトックスは熱に弱い性質があり、熱を発する美容治療を併用する場合、医師が必要と考える条件が揃わなければ同日施術が行えない場合もあることを考慮しなければいけません。
イベントや予定に合わせて効果のピークを狙う場合、1〜2週間の間隔を空ける選択が必要な場合もあることを考慮して計画を立てた方がいいでしょう。
サーマクールとボトックスを併用するメリット
サーマクールとボトックスの併用は、どのような相乗効果が期待できるのでしょうか?
サーマクールとボトックスを併用するメリットを紹介します。
小顔効果
サーマクールとボトックスを併用すると、相乗作用による小顔効果が期待できます。
サーマクールの効果、熱でのコラーゲンの収縮と、創傷治癒によるコラーゲン生成の促進による肌の引き締めとたるみ改善です。
一方ボトックスには『エラボトックス』という、咀嚼や歯ぎしりなどで発達してしまったエラ部分の咬筋(こうきん)に注射する施術があります。
緊張したエラの筋肉をリラックスさせ、働きを抑えることでエラがスッキリし、フェイスラインのバランスを整えます。
気になる部位を引き締めてたるみを改善するサーマクールと、フェイスラインをスッキリ整えるボトックスの併用は、理想の小顔に導きます。
手術をしなくていい
小顔になりたいと思ったとき、骨の形を変えるには骨削りが必要だと思われがちですが、サーマクールとボトックスの併用で、手術をしなくても小顔効果が得られます。
エラ張りに見える原因の多くは、咬筋の力こぶです。
エラが張っている人は咬筋が発達しているため咬筋の力こぶがしっかりしていますが、ボトックス注射を行うと咬筋の働きが抑制されます。
また、定期的に行うことで咬筋の筋線維が細く退化していきます。
そのためエラ張りが再発しにくくなるため、1回の効果で満足せずに続けることで、もう1歩先の効果が期待できるかもしれません。
気になる部位を引き締めるサーマクールも手術ではないため、サーマクールとボトックスの併用は手術をしたくない人におすすめです。
サーマクールとボトックスの併用に向いている人
サーマクールとボトックスはそれぞれ改善できる悩みがどちらも多様で、その中には互いに全く別のものも含みます。
しかし以下の悩みがある人は、この2施術の併用で発揮される相乗効果がおすすめです。
- フェイスラインをすっきり・はっきりさせて小顔になりたい
- 肌のたるみを引き締めたい
- 切らない美容施術がいい
- 肌を若返らせて美肌にしたい
- 大きいシワも小さいシワもなくしたい
- 顔の汗を抑えたい
これらの悩みを持つ人の場合、サーマクールかボトックスのどちらかではなく、併用を選択することで希望が叶う可能性が高まるでしょう。
まとめ
サーマクールとボトックスを併用した施術を受けると、まず施術直後にサーマクールの引き締め効果を実感し、1ヶ月ほど経つとボトックスの効果のピークを迎えます。
そのうち施術後6ヶ月程経つと、後から訪れるサーマクールの効果のピークを実感します。
畳みかけるように効果を実感しても、施術をやめると元に戻るため、効果を維持するためには定期的な施術が必要です。
しかし、施術を適切な頻度で繰り返すことで、ボトックスはエラの筋肉の力こぶを徐々に小さくし、サーマクールは新しいコラーゲンの割合を増やしていきます。
1歩先の効果も期待できるサーマクールとボトックスの併用を検討してみたい人は、クリニックにぜひ相談してみましょう。