エラボトックスをやりすぎるとどうなる?失敗しないためには?症状や対策法を紹介
エラボトックスは、張り出したエラをスッキリさせ、理想のフェイスラインを手に入れられる施術です。エラ張りの原因となっている「咬筋(噛むために使われる筋肉)」にボトックス(ボツリヌストキシン製剤)を注入し、咬筋の働きを弱めます。
施術時間が短かったりダウンタイムもほとんどなかったりなど気軽に受けられるため、継続して施術を受けている方も多いかもしれません。しかし、エラボトックスをやりすぎてしまうと、思わぬリスクが生じる可能性もあるので注意が必要です。
この記事では、エラボトックスのメリットをご紹介した後、やりすぎたときの症状と対策法をご紹介します。
目次
エラボトックスのメリット
エラボトックスは、エラの張りを改善したい方や顔の形にお悩みの方、フェイスラインをスッキリさせたい方におすすめの施術です。偏頭痛や肩こり、歯ぎしり、食いしばりなどの解消にもなる他、以下のようなメリットもあります。
- メスを使用しないため傷が残らない
- 施術時間が短い
- 痛みや腫れなどのダウンタイムがほとんどない
エラボトックスは、気になる部分に注射を打つだけなので、施術時間も短く非常に手軽で人気があります。施術後のダウンタイムもほとんどないため、基本的には翌日から仕事も可能です。
エラボトックスの効果やメリット・デメリットについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
→ボトックスをエラに打った時の効果やメリット・デメリットを紹介
なお、エラボトックスのメカニズムなどについては、こちらの記事でご紹介しています。併せて参考になさってください。
→エラボトックスって老けるの?小顔になるメカニズムや注意点も紹介
エラボトックスをやりすぎるとどうなる?
エラボトックスは、定期的に施術を受けることで効果を持続できる施術です。しかし、やりすぎると以下のような症状が現れる可能性があります。
- 頬がこける
- 皮膚がたるむ
- 笑いにくくなる
ここでいうエラボトックスのやりすぎとは、長期間打ち続けた場合のことではありません。一度の注入量が多い場合や、施術を受ける間隔が短い場合のことです。
勘違いされている方も多いですが、ボトックスは長期間打ち続けることで効果が弱まるわけではなく、むしろ定期的に打ち続けることで効果持続期間が長くなるでしょう。
一度の注入量が多いと、エラがスッキリしすぎて頬がこけてしまったり、皮膚がたるんでしまったりするため、施術前よりも老けて見える可能性があります。ボトックスにより筋肉の動きが鈍るので、大量に注射すると表情が不自然になり、笑いにくいと感じることもあるようです。
ボトックスは、適切な注入量や注入位置が一人ひとり異なります。それをきちんと見極められない医師の施術を受けてしまうと、上記のような症状が現れる可能性もあるでしょう。
また、適切な間隔をあけず頻繁に施術を受けた場合も、抗体ができて効果が弱まるといわれています。効果の感じ方は人それぞれですが、予定よりも早く効果が薄れてきたからといって施術サイクルを勝手に早めないよう注意しましょう。
ボトックスは、一度注入してしまうと修正するのは非常に困難です。万が一エラボトックスをやりすぎて失敗してしまった場合、ボトックスの効果が消えるまで経過を観察しながら待つしかありません。
クリニックによっては、独自の修正術でボトックスのやりすぎによる失敗を改善できるようです。しかし、完全に元の状態に戻せるわけではなく、ある程度元の状態に近づけられるかもしれないという程度であることを理解しておきましょう。
エラボトックスの失敗については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
→エラボトックスで後悔してしまう理由と失敗しないためのコツを紹介
エラボトックスで失敗しないための対策法
エラボトックスは、メリットも多い反面、やりすぎてしまうと失敗してしまうこともあります。上記でもご紹介した通り、ボトックスは修正が非常に難しい施術であるため、注意しなければいけません。
ここでは、エラボトックスで失敗しないための対策法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
本当にエラボトックスが必要かどうか見極める
エラボトックスが有効なのは、咬筋の発達が原因でエラが横に張り出している状態のときです。
エラ張りの原因が骨格にある場合は、ボトックスを注入してもあまり効果が期待できません。むしろ頬がたるんでしまう恐れもあるので、まずはエラボトックスが必要かどうか見極めることが重要です。
以下の方法で、簡単にエラ張りの原因をチェックできるので、ぜひやってみてください。
- 口を軽く閉じる
- 奥歯を食いしばるように強く噛む
- 「いーっ」と口を広げる
食いしばって力を入れたとき、エラの気になる部分がボコッと膨らんだ場合は咬筋が原因、膨らまなければ骨格が原因でエラが張っていると考えられます。
ボトックス以外にも、エラ張りの解消や小顔効果が期待できる施術はいくつかあります。
例えば、エラ切りや骨削りなどの外科手術や、脂肪溶解注射などです。それぞれをよく比べ、自身に最適な治療を選ぶようにしましょう。
やりすぎにならない単位数を理解しておく
エラボトックスを打ちすぎてしまうと、ゆるんだ筋肉が元に戻るまで約4ヶ月〜半年ほどそのままの状態で過ごさなければいけません。打ちすぎないためにも、適切な一回あたりの注入量を理解しておきましょう。
以下は、一回のボトックス注入量の目安です。
- 片側:20単位
- 両側:40単位
- 両側倍量:80単位
一般的に、ボトックスの注入量は「単位」で表されます。ボトックス1瓶は100単位(4cc)となっており、注入する単位数が大きければ大きいほど、ボトックスの力は強力になります。
エラの筋肉が大きい方は、しっかりとした量を注入しなければならないため、通常の倍量を使用することもあるでしょう。
初めてボトックス注射を受ける方は、強すぎたり弱すぎたりして思ったような効果が得られないこともあるかもしれません。しかし、定期的に施術を受けていると、徐々に最適な注入量がわかってくるはずです。
正しい施術頻度を守る
エラボトックスに限らず、ボトックス注射は正しい施術頻度を守って打つことが重要です。
適切な頻度は1年間で3〜5回、間隔は2〜4ヶ月に一回がよいとされています。これよりも早いタイミングで施術を受けてしまうと、ボトックスに対して抗体ができて効果を得にくくなる恐れもあるので、医師とよく相談しながら適切な頻度を守って施術を受けましょう。
完全に効果が消えてしまう前に再度ボトックスを打つことによって、効果が持続しやすくなり、頻度も少なくなっていくといわれています。
なお、エラボトックスの効果を長持ちさせるコツについては、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
→エラボトックスは一回だけでも効果がある?長持ちさせるコツを紹介
カウンセリングでよく相談する
エラボトックスのやりすぎを防ぐには、施術前のカウンセリングで医師やカウンセラーとよく相談することが大切です。
ボトックスは、施術部位などによって注入量の目安はあるものの、筋肉の強さや厚みなどの違いで効果の現れ方が異なります。その違いを的確に調整し、しっかりとリスクまで説明してくれるクリニックで施術を受けましょう。
他にも、薬剤ごとの値段や注入量、2回目以降の料金も確認しておくと、安心です。注入量については、上記でご紹介した目安量を参考に、両側40単位を基本に値段を確認してみてください。
ただし、料金が安すぎる場合も注意が必要です。どの種類の薬剤を使用しているか、施術以外にかかる費用はないかなども確認することをおすすめします。
また、エラボトックスを受ける際は、施術後のアフターフォローや保証が充実しているクリニックを選ぶことも大切です。まずはホームページを確認し、疑問や不安があればカウンセリングできちんと相談するようにしましょう。
当院のエラボトックスの詳しい情報は、こちらからご確認いただけます。
まとめ
エラボトックスのメリットと、やりすぎたときの症状と対策法をご紹介しました。
エラボトックスは、気になるエラ張りを解消したい方やシャープな小顔を目指す方などにおすすめの施術です。しかし、やりすぎると頬がこけてしまったり皮膚がたるんだり、表情が固くなって笑いにくくなったりすることもあるため注意しましょう。
エラボトックスでの失敗を避けるためには、注入量や施術頻度、クリニックの選び方が重要です。
適切な注入量や施術頻度を理解しておくことはもちろん重要ですが、ドクターの技術力も効果に大きく反映するといわれているので、クリニック選びは慎重に行うことをおすすめします。
エラボトックスで失敗を避けたい方や施術を検討されている方は、ぜひ本記事を参考に理想のフェイスラインを手に入れてくださいね。