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ピコレーザー後のお肌はどうなる?注意点と後悔しないためのセルフケア

ピコレーザー 後

ピコレーザーは、年齢に伴って気になってくるシミやくすみに効果を発揮する、人気の美容医療です。ピコ秒(1兆分の1秒)という非常に速いスピードでレーザーを照射することで、メラニン色素を細かく粉々に砕き、ターンオーバーによって早期に排出させます。

痛みやダウンタイムが少ないため、多くの方がピコトーニングやピコスポットなどの施術を受けていらっしゃいますが、ピコレーザー後のセルフケアの仕方によっては、新たに別のシミができてしまう可能性があることをご存知ですか?

ピコレーザーの効果を最大限に感じるには、まずは施術直後のお肌の状態をきちんと理解し、注意点を守ったうえで適切なセルフケアを行うことが重要です。

本記事では、ピコレーザー後のお肌の状態、施術前後の注意点、術後のセルフケアについてご紹介します。ピコレーザーで美しい肌を手に入れるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

ピコレーザー後のお肌の状態

ピコレーザー 後

ピコレーザーは、従来のシミ取り用レーザーと比べて肌のダメージやトラブルのリスクが少なく、比較的早く効果を実感できる美容医療の施術です。

照射後は患部を冷やして軟膏を塗布するなどのケアを行い、必要に応じてテープなどで保護しますが、ピコレーザーを受けたその後は、お肌がどういう状態になるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

ピコレーザーを照射した部分は、照射直後からお肌が軽いやけどをしたような状態となります。

はじめはお肌の色が白くなり、その後は数日かけて徐々に黒っぽく、場合によっては薄いかさぶたが生じることも。かさぶたができなかった場合は、いったんシミが濃くなりますが、徐々に薄くなっていきます。

また、照射してすぐは多少の赤みが出る可能性もあります。ほとんどの場合冷やすとすぐに引いていくので心配する必要はありません。ひりつきや痛痒さ、ほてりが出た場合も、数時間から数日以内に治っていくでしょう。

ピコレーザー後の経過について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

【ピコレーザー】ピコスポット後の経過は?色素沈着の予防法も紹介

ピコレーザー施術前後の注意点

ピコレーザー 後

シミやくすみ改善に効果を発揮するピコレーザー。熱発生がほとんどないため、皮膚へのダメージも少なくて済むのが特徴ですが、施術前後の対応によっては、腫れや赤みが生じたり色素沈着が起きたりするリスクが高まる恐れもあります。

これからご紹介する施術前後の注意点をよく理解し、トラブルへ発展する可能性を少しでも低くしましょう。

ピコレーザー術前の注意点

以下は、ピコレーザー術前の注意点をまとめたものです。

  • 術前にクレンジングと洗顔をしっかりと行う
  • 痛みに弱い場合は事前に相談する
  • 施術を受けられない場合があることを理解しておく

我慢できる程度ではありますが、施術中は若干の痛みを感じることもあるため、心配であれば麻酔が使用できるかカウンセリングで相談しておくのがおすすめです。

ピコレーザー前はクレンジングと洗顔をしっかりと行い、メイクや皮脂などを十分に落とします。すっぴんの状態で来院した場合でも、洗顔して清潔な状態にしましょう。クリニックでは、術前にスタッフからメイクを落とすよう指示がありますので、それに従えば間違いありません。

また、施術を受けたくてクリニックを受診した場合でも、ピコレーザーができない人もいることを理解しておく必要があります。

以下は、ピコレーザーの禁忌事項です。

  • 妊娠中・妊娠の可能性がある方
  • 授乳中の方
  • 光線過敏症の方
  • 光感受性を高める薬を服用している方
  • ヘルペス疾患の方
  • アトピー・自己免疫疾患・てんかん発作の既往歴がある方
  • 炎症性ニキビがある方
  • 肝斑がある方(ピコスポット・ピコフラクショナルの場合)
  • 重度の日焼けをしている方
  • 真正ケロイドの方
  • プロテーゼ・アクアミドなどを注入している方

安全に治療を受けるためにも、不安や疑問がある場合は必ず医師に相談して解決し、ピコレーザーについてしっかりと理解しておきましょう。

ピコレーザー直後の注意点

以下は、ピコレーザーの施術直後の注意点をまとめたものです。

  • 患部をこすらない
  • 紫外線を避ける
  • 指示があるまで保護テープははがさない

上述の通り、ピコレーザーは施術直後からお肌が軽いやけどのような状態になります。患部をこすってしまうと、真皮がむき出しの状態になって炎症が起こり、結果的に色素沈着による新たなシミができる恐れもあります。

紫外線を浴びた場合も、こすったときと同様に炎症後色素沈着の原因になってしまうので、十分注意しなければいけません。

また、ピコレーザーの施術後は基本的に保護テープを貼る必要はありませんが、医師の判断で保護テープが貼られた場合は、指示があるまではがさないことが重要です。

かさぶたができる前に保護テープをはがしてしまうと、乾燥や刺激によって傷跡が残りやすく、炎症後色素沈着も出やすくなります。

患部から黄色っぽい液体が出て保護テープが汚れると気になってしまうかもしれませんが、これは破壊された細胞を修復するために分泌される「浸出液」というものなので、そのまま放置するようにしましょう。

ピコレーザー後のメイクは?

ピコレーザーの施術後は、すぐにお化粧をすることが可能ですが、赤みがあるときはメイクをせず、お肌への負担を避けた方が無難です。

仕事などでメイクをする必要がある場合は保護テープをもらえないか医師に相談し、可能であればかさぶたができるまでメイクを控えるようにしましょう。

どうしても施術後すぐにメイクをしなければならない場合は、簡単に落とせるものを使うと、お肌への負担が少なくて済みます。できるだけゴシゴシこすらず、優しくメイクを落とすよう心がけましょう。

後悔しないために! ピコレーザー治療後のセルフケアについて

ピコレーザー 後

ピコレーザーは、従来のレーザーではアプローチできなかった小さなメラニン色素まで破壊できる高性能なマシンですが、治療後のセルフケアの仕方によっては思ったような効果を得られなかったり、逆にシミが増えたりすることもあります。

後悔しないためにも、治療後の正しいセルフケアの方法を知っておきましょう。

ピコレーザー後のスキンケア

ピコレーザー後の洗顔は、こすらず丁寧に行うことが重要です。スクラブ入りの洗顔フォームなどは使用せず、たっぷりと泡立ててから赤ちゃんの肌を扱うように優しく洗い、水もしくはぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。

また、お肌が乾燥してダメージを受けやすい状態であるため、自宅でのスキンケアでも保湿をしっかりと行う必要があるのですが、その際は洗顔と同様こすらないよう注意が必要です。

できるだけ刺激が少ない敏感肌用のものやアルコール不使用のものなど、ピコレーザー後の化粧水や乳液は気を遣って選ぶようにしてください。

おすすめは、スキンケア分野で高い評価を受けている皮膚科医ゼイン・オバジ先生が作ったスキンケアブランド「ゼオスキン」です。

かさぶたが取れた状態になるまでは使用できませんが、美肌を作るための有効成分が高濃度で含まれているため、ピコレーザーと併用すれば相乗効果でさらなる美肌を目指せます。

ただし、ゼオスキンは医療機関でのみ購入可能なドクターズコスメです。購入や使用には医師の診断が必要となるので、気になる方はカウンセリング時に相談してみることをおすすめします。

ゼオスキンについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

ゼオスキンの使い方や順番と4種類のプログラムを紹介

ピコレーザー後の紫外線対策

ピコレーザー後は日焼けに注意し、紫外線対策をしっかりと行うことが大切です。

皮膚に炎症が起こって新たなシミの原因になるのを防ぐためにも、施術後の外出では日焼け止めや日傘、帽子を必ず使用しましょう。季節や天候にかかわらず、紫外線対策をして出かけるようにしてください。

室内においても、窓から入り込んでくる紫外線を防ぐ必要があります。家の中にいるときでも、紫外線対策を行っておくと、ピコレーザーの効果をより感じやすくなります。

紫外線の影響を徹底的に防ぐためには、お肌の表面に日焼け止めクリームを塗るだけでなく、飲む日焼け止めを利用するのもひとつの方法です。

医療機関専売品の飲む日焼け止め「ヘリオケア」なら、強力な抗酸化作用で体の内側から紫外線のダメージを予防できます。毎日服用することでより効果が高まるので、ピコレーザーの施術後に飲んでおくと安心です。

ヘリオケアについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

飲む日焼け止め「ヘリオケア」の効果とは?よくある質問も紹介

飲む日焼け止め「ヘリオケア」のおすすめポイント5つを紹介

なお、ヘリオケアは他の美容医療の施術と同時に受けることも可能です。以下の記事では同時にできるおすすめの施術をご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。

飲む日焼け止めとは?皮膚科でもらえる「ヘリオケア」と同時におすすめできる施術と紫外線について紹介

クリニックで内服外用薬を処方してもらうのもおすすめ

ピコレーザー後の色素沈着を予防、軽減するために、クリニックで内服薬や外用薬を処方してもらうのもおすすめです。

たとえば、トランサミン(トラネキサム酸)やシナール(ビタミンC)、ユベラ(ビタミンE)、ハイチオール(L-システイン)などの内服薬やハイドロキノン(ヒドロキノン)、トレチノイン(ビタミンA誘導体)などの外用薬を併用します。

クリニックによっては、ピコレーザーと内服外用薬を必ず併用しますが、そうでない場合は医師に相談してみるとよいでしょう。

内服外用薬について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

皮膚科でもらえる薬は美白に効果がある?4つの内服薬を紹介

出来てしまったシミに効く薬とは?内服薬と外用薬、併用がオススメの施術も紹介

まとめ

ピコレーザー後のお肌の状態、施術前後の注意点、術後のセルフケアについてご紹介しました。

ピコレーザーは、ダウンタイムもほとんどなく、リスクも少ない美容医療の施術です。直後はお肌が軽いやけどをしたような状態となり、肌が白っぽくなったり赤みが生じたりする可能性がありますが、ほとんどの場合すぐに症状は治まり、シミやくすみはなくなっていきます。

ただし、施術後は紫外線対策を万全にし、患部をこすったり刺激を与えたりしないことが重要です。今回ご紹介した注意点やセルフケアを参考に、ピコレーザーで美肌を手に入れてくださいね。

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