ピコトーニングはどのくらいの間隔で受ける?その他の施術との併用についても解説
ピコトーニングは、ピコレーザーの照射モードのひとつです。これまでレーザー治療が難しいとされていた肝斑や、広範囲に薄く広がるシミの改善効果が期待できます。
痛みやダウンタイムが少ないことでも話題のピコトーニング。シミやくすみなどにお悩みの方の中には、施術を検討されている方も多いかもしれませんが、継続して治療を受ける必要があるので、どのくらいの間隔で通院すればよいのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ピコトーニングの施術間隔について詳しくご紹介します。他の施術を併用する際の最適な間隔もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ピコトーニングの施術間隔とは
メラニン色素を刺激しないよう、低出力でレーザーの照射を繰り返すことで、顔全体の薄いシミやくすみ、従来のレーザー治療では困難だった肝斑にも効果を発揮するピコトーニング。
そんな多くのお悩みを解消できるピコトーニングですが、どのくらいの間隔で施術を受けるのがベストなのかご存知ですか? ここではまず、ピコトーニングで推奨される施術間隔などについてご紹介します。
なお、ピコトーニングの効果などについて、詳しくはこちらでご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→ピコレーザートーニングの特徴と効果、より高い効果を得るためのポイントも紹介
→ピコレーザーとピコトーニングの違いは?その他のシミ取り治療との違いも紹介
ピコトーニングで推奨される施術間隔とは
ピコトーニングは、次の施術まで2週間以上間隔をあけることが推奨されています。多くのクリニックでは、2週間から1ヶ月に1回の間隔で施術を受けることを勧められるようです。
その間隔を数日程度外れても問題はありませんが、クリニックによってルールが定められていたり、症状や反応によっても適切な間隔が異なったりするので、できるだけ医師の指示に従って次の施術を受けるようにしましょう。
ちなみに、施術を受ける間隔を短くしても、急激にシミやくすみが消え去るわけではありません。
ピコトーニングは基本的に5〜10回程度受けると効果を実感できるケースが多いです。長期間にわたる通院は大変ですが、適切な施術間隔を守りつつ、継続して治療を受ける必要があります。
2〜3週間に1回の施術を5〜10回受け終わるまでには、6ヶ月〜1年程度かかることを想定しておきましょう。
最短1週間で再施術が受けられる?
実は、ピコトーニングは最短で1週間間隔をあければ再度施術を受けることができるため、クリニックによっては、1週間間隔の施術を推奨している場合もあります。
ただし、ピコトーニングで肝斑の治療をしている場合は要注意です。肝斑はシミの中でも特に刺激に敏感なので、施術間隔が短すぎると悪化してしまう恐れも。そのため、多くのクリニックでは1ヶ月ほど肌の様子を観察し、慎重に次の施術を受ける時期を見極めます。
ピコトーニングの治療後の経過
従来のレーザー治療では施術後に赤みやかゆみ、かさぶた、乾燥などがあり、ダウンタイムが数週間かかることもありました。しかしマイルドで肌の負担が少ないピコトーニングは、ダウンタイムがほとんどありません。
また、施術後はメイクをして帰宅することが可能な点も、ピコトーニングのメリットです。
とはいえ、施術後は数時間から数日赤みやひりつき感が出たり、薄いかさぶたができたりする可能性もあります。ピコトーニング後の経過について、詳しくはこちらでご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→ピコレーザーのダウンタイムはどのくらい?5つの注意点も紹介
基本的に、ピコトーニングは期間をあけて複数回の施術を行います。途中でやめてしまった場合、肌の奥に潜んでいたシミが浮かび上がって濃く見えるようになる恐れもあるため、医師と相談しながら適切な回数の施術を受けましょう。
ピコトーニングとその他の施術を併用する際の最適な間隔とは
ダウンタイムもほとんどなく、シミや肝斑を改善できることで人気のピコトーニングですが、その他の美容医療の施術と併用することで、さらに高い効果を実感できる可能性があることをご存知ですか?
ここでは、ピコトーニングとの併用がおすすめの施術と、併用する際の最適な間隔についてご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
ピコトーニングとピーリングの最適な施術間隔は?
肌のターンオーバーを促進し、古い角質を除去してくれるピーリングは、ピコトーニングとの相乗効果が期待できる施術。特に毛穴の開きやザラつきが気になる方におすすめです。また、肌のくすみやニキビ、ニキビ跡の改善効果も期待できます。
ピコトーニングとピーリングは、ピーリングの種類によっては同時施術が可能です。ピコトーニングの施術中、同時にピーリングを行うこともできるので、セット治療として患者さんに提案するクリニックもあります。
ケミカルピーリング後は、毛穴を塞いでいた角栓や余分な角質を取り除かれた状態です。そこにピコレーザーを弱い出力で照射することで、肌の質感やくすみ、毛穴、ニキビなどの改善度がアップします。
なお、ピーリングの種類については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
→【ケミカルピーリング】一回の効果は?4種類のピーリングを徹底比較
ピコフラクショナルとピコトーニングの最適な間隔は?
ピコフラクショナルとは、ピコトーニングと同様、ピコレーザーの照射モードのひとつです。
ピコトーニングがシミやそばかすなど肌の色味の改善に向いているのに対し、ピコフラクショナルは毛穴の開きやニキビ跡など肌のデコボコの改善に向いています。
クリニックによっては、ピコトーニングとピコフラクショナルの同時施術を行っているところもあるようですが、基本的に同時施術は不可となっています。
ピコフラクショナルとピコトーニングとの間隔は、1ヶ月以上あけるのが一般的です。間隔をきちんとあけつつ、適切な回数の治療を重ねていくことが重要なので、医師の指示に従って施術を受けることをおすすめします。
ピコフラクショナルのクレーターへの効果については、こちらで詳しくご紹介しています。
→ピコレーザーはニキビ跡に効果あり!照射モード別に最適な症状を解説
ピコスポットとピコトーニングの最適な施術間隔は?
ピコスポットとは、出力の高いレーザーを照射してシミを改善する施術です。ピコトーニングと比べて即効性があり、シミやほくろ、アートメイクやタトゥーなど、気になる黒ずみを集中的に除去したい場合に向いています。
ピンポイントで消したい濃いシミと薄く広いシミが混在する方は、ピコスポットとピコトーニングの併用がおすすめです。
基本的に、ピコスポットとピコトーニングは同日施術が可能となっています。毎回併用するか、ピコトーニングを基本の治療としてピコスポットを適宜追加していくか、ピコスポット後の経過によってピコトーニングを追加するかなど、肌の状態によって最適な順番を選択します。
ピコスポットは1〜3ヶ月程度間隔をあけて施術を行うのが一般的です。1回でも十分な効果を実感できるケースも多いので、2回目以降の治療内容や間隔を医師としっかりと相談しましょう。
ピコスポット後の経過については、こちらで詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→【ピコレーザー】ピコスポット後の経過は?色素沈着の予防方法も紹介
なお、ピコスポットとフォトフェイシャル、ピコスポットとハイフなどその他の美容医療との併用や適切な間隔については、肌の状態を確認しながら行う必要があるので、専門医の判断を仰いでください。
ピコトーニングはイオン導入との併用もおすすめ
イオン導入とは、微弱な電流を流すことでビタミンAやビタミンCなどの有効成分を、肌の奥深くの真皮層へと届ける施術です。肌のターンオーバーを整えて、ピコトーニングによって粉砕されたメラニン色素の代謝を促進し、肌の再生を促します。
ピコトーニング後のイオン導入は、レーザーによってデリケートになった肌の回復を早めてダウンタイムを軽減したり、薬剤が浸透しやすくなったりなど、相乗効果によってさらなる肌質改善効果が期待できます。ぜひ試してみてください。
まとめ
ピコトーニングの施術間隔、他の施術を併用する際の最適な間隔もご紹介しましたが参考になりましたでしょうか。
ピコトーニングは、痛みやダウンタイムが少ない人気の施術です。
一般的には2週間〜1ヶ月間隔をあけることが推奨されていますが、最短で1週間程度間隔をあければ再度施術を受けられるクリニックもあります。場合によっては、1週間間隔で5回を1クールとし、その後は1〜2ヶ月程度あけて再施術を行う場合も。
ただし、効果的な施術間隔は人それぞれ異なります。気になる肌悩みを解決するためにも、医師とよく相談して自分に最適な間隔でピコトーニングを受けることをおすすめします。
さらなる美肌を目指したい方は、ピコトーニングと他のピコレーザーの施術、ピーリングなどの施術を最適な間隔で組み合わせましょう。
ピコトーニングの施術を検討されている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。