水光注射はダウンタイムがひどいって本当?副作用や施術後の過ごし方を紹介
韓国発祥の美容医療である水光注射は、機械を使用してソフトヒアルロン酸を注入することで、体内のコラーゲン増生を促す治療です。
肌にハリやツヤが欲しいという方に人気の治療ですが、針を刺すということから、ダウンタイムが気になるという方も多いですよね。
この記事では、水光注射についてご説明したあとに、ダウンタイム中に起こる症状や過ごし方についてご紹介していきます。
水光注射の施術を検討している方、水光注射のダウンタイムについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
水光注射とは
水光注射はマシンによって、針の長さ、注入量、皮膚の吸引圧、吸引タイミングを顔の部位に合わせてセッティングし、薬剤を広範囲へ均一に注入することができる治療です。
まずは、水光注射の効果や使用する薬剤をご紹介します。
水光注射の効果
水光注射の効果は使用する薬剤によって異なりますが、針で皮膚を傷つけることで出血が生じ、その出血を止めるために血小板が活動を開始します。
その際に血小板から成長因子が分泌され、皮膚の再生を効率よく行うことができます。
さらに、肌の生まれ変わりの過程でコラーゲンが増生するため、ハリや弾力のある肌に導くことが可能です。
水光注射は繰り返し行うことで効果が積み重なり、ハリ、弾力、キメの整った肌を徐々につくりだすことができる施術です。
水光注射の効果について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
→水光注射の効果は何日後がピーク?施術を継続して受けるべき理由とクリニックを選ぶ際の3つのポイント
→水光注射の効果はいつから感じられる?おすすめの肌悩みも紹介
水光注射で使用する薬剤
水光注射では、お悩みに合わせて以下のような薬剤を使用することができます。
- リジュランヒーラー……肌弾力、皮脂水分バランスを整える、肌再生能力を高める、エイジングケア
- ヒアルロン酸……ちりめんジワ、毛穴、ニキビ跡、ハリ、ツヤ、くすみ、乾燥改善
- ベネブ成長因子……小じわ、毛穴の開き、くすみ、ハリ、キメ改善
- アムニオジェニックス……ニキビ跡、シワ、ハリ、弾力改善
- ボトックス……毛穴の開き、皮脂のべたつき、テカリ、ニキビ改善
- トランサミン……シミ、そばかすを防ぐ、肌の赤み、かぶれ、ニキビ跡改善
- プラセンタ……シミ、くすみ、ニキビ改善
- アスコルビン酸……しわ、たるみ予防、活性酸素の除去効果、コラーゲン生成
- ピドキサール……ターンオーバーの促進、皮脂分泌を適正に保つ
薬剤は、一人ひとりのお悩みや肌状態に適したものをクリニックで医師が提案します。肌状態などを確認したうえで薬剤を提案することで、より確かな効果を実感することができます。
薬剤について、以下の記事もご覧ください。
→【水光注射】ボトックスカクテルの効果とコンビネーションがおすすめの施術を紹介
水光注射のダウンタイム中に起こる症状
水光注射は針を刺す治療となるため、ダウンタイムが気になるという方も多いです。
ここからは、ダウンタイム中に起こる症状についてご紹介します。
内出血
体に針を刺すことで、血管が傷つき内出血が起こることがあります。とくに、皮膚が薄い部分に水光注射をすることで、内出血の可能性が高まります。
内出血はメイクで隠せる程度の軽い症状であることが多いですが、症状の現れ方には個人差があるため、数日~1週間は内出血が起こる可能性があると考えてスケジュールを調整しておくとよいでしょう。
腫れや赤み
水光注射は肌を吸引しながら針を刺す施術です。そのため、吸引や針を刺したことによって腫れや赤みが生じることがあります。
こちらも内出血と同様に、数日~1週間ほど続くケースもあります。あまりにも腫れがひどい、赤みが増しているなど、不安なことがあれば施術をしたクリニックに相談するようにしましょう。
針の跡が残る
水光注射の施術をした直後は、赤く針穴が目立つことがありますが、2、3日で消失します。施術直後は赤く残った針跡が気になる方が多いですが、翌日も残っていた場合はメイクで隠すことができるため、ほとんど目立つことはありません。
ソフトヒアルロン酸を注入する治療ということで、肌がボコボコするのでは?と気にする方もいらっしゃいますが、皮膚へ均一に美容成分を注入していくので見た目がボコボコになってしまうリスクは低いといえます。
水光注射のダウンタイムがひどいと言われる理由
水光注射は韓国から日本へ普及した施術で、韓国ではダウンタイムよりも効果を優先することから針の深度が長めになっており、ダウンタイムがひどいという噂がありました。
さらに、マシンを使用せずに手打ちで行うナパージュ法によって行われていた水光注射は、注入量を均一にできない、注入速度や圧力が一定ではないといった問題点があったことから、ダウンタイムがひどいと言われていたのです。
しかし、現在の水光注射はマシンで均一に薬剤を注入していくことや、日本人のニーズに合わせてダウンタイムが短くなるよう設定されているため、ダウンタイムがひどいということはありません。
水光注射のデメリットについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
ダウンタイム中の過ごし方
水光注射で腫れや赤みが出ているときは、患部を冷やして温めたりせずに、保湿や紫外線対策をしっかり行う必要があります。
ここからは、水光注射のダウンタイム中の過ごし方について詳しくご紹介します。
患部を冷やす
水光注射をしたあとは、2~3日患部を冷やして内出血や腫れを悪化させないようにしましょう。冷やすときは、保冷剤などをタオルで包んで優しく冷やすことをオススメします。
保冷剤を直接患部にあててしまうと危険なので、必ずタオルで包んで冷やすようにしましょう。
血行が促進される行為をしない
内出血や赤み、腫れが出ているときは、以下のような血行を促進させる行為はしないようにしましょう。
- 熱いお湯につかる
- サウナ
- 過度な運動
- マッサージ
- 飲酒 など
これらの行為をしてしまうと、内出血や赤み、腫れが治りにくくなってしまうことがあります。また、喫煙も避けることが好ましいでしょう。
日ごろからサウナに入ることや運動をする習慣があるという方は、とくに施術後数日は血行を促進させる行為を控えるようにする必要があります。
保湿・紫外線対策をする
施術後は感光性が高まって日焼けしやすい状態となっています。必ず日焼け止めを塗って過ごすよう気を付けましょう。日焼け止めは外出するときだけではなく、家の中にいるときも塗ることをオススメします。
また、肌がデリケートな状態となっているため、保湿も重要です。化粧水や乳液、クリームを使ってしっかり保湿しましょう。使用を避けた方がよい成分や、オススメの保湿剤など、クリニックで相談してみるのも良いでしょう。
水光注射の痛みは?
水光注射は針を刺す施術なので、痛みはどの程度なのかと心配する方も多いですが、皮膚を吸引しながら針を刺していくため、麻酔なしでもチクチクする程度の刺激です。
痛みに弱い、不安だという方は、カウンセリング時に相談して麻酔クリームを塗布してもらうようにしましょう。
採血で使用するような太い針ではなく、細い針を使用するため痛みもかなり軽減されます。また、注入するスピードや量は機械で一定に調整されているため、肌の状態に合わせて針を浅くするなど、痛みを軽減することが可能です。
麻酔クリームを塗っても痛みを感じるなど、我慢できないときは施術中に医師や看護師に相談してみるようにしましょう。
また、水光注射は他の施術と組み合わせることで効果を発揮するとも言われています。
レーザーとの組み合わせについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
→水光注射とレーザーを同時に受けるべき理由と組み合わせがおすすめの施術
まとめ
水光注射は日帰りで受けることができる人気の施術ですが、受けたことがないという方はデメリットやダウンタイムが気になってしまいますよね。
水光注射のダウンタイムはひどいという話は、過去に韓国で施術を受けた方やナパージュ法で受けた方がダウンタイムを経験して、日本人にはつらいものだったという可能性が高いです。
現在、マシンで行われている水光注射は内出血や腫れ、赤みが多少出ることもありますが、数日で治まることがほとんどで、ひどいと言われるほどのダウンタイムはありません。
ダウンタイム中は、患部を冷やすことや血行の良くなる行為を控えることが重要ですが、それ以外に気を付けなければいけないこともなく、メイクも翌日から可能となっています。
水光注射の施術を検討している方は、この記事を参考にぜひクリニックに足を運んでみてくださいね。