ピコトーニングとボトックスは同時にできる?施術間隔について詳しく解説
治療が難しいと言われている肝斑や、顔全体に広がりやすいシミやそばかす、くすみなどの改善に効果が期待できるピコトーニングは、低出力のレーザーを広範囲に照射することで肌トラブルを改善へと導く施術です。
ピコトーニングはピコレーザーで可能な照射方法の1つで、施術中の痛みやダウンタイムが他のレーザー治療よりも抑えられるので、レーザー治療が初めてである方や不安がある方も比較的安心して受けられます。
ピコトーニングは、施術回数を重ねることで効果を実感しやすくなり、施術間隔を知っておくことで施術のために通院する頻度などを事前に把握できます。
また、ピコトーニングは他の施術を組み合わせて施術を受けられるのも人気の1つで、併用して施術を行うことでより幅広い肌トラブルへ効果を期待できます。
今回はピコトーニングの施術間隔をはじめ、ピコトーニングとボトックス注射やダーマペンを組み合わせる場合の施術間隔などを、詳しく解説していきましょう。
目次
ピコトーニングの施術間隔
ピコトーニングは広い範囲を1回で照射します。照射するレーザーは低出力のものを使用するため、何回か照射を繰り返して効果を実感することができます。
はじめに、ピコトーニングを受けるときに重要となる施術間隔と受ける頻度について解説しましょう。
ピコトーニングの頻度と間隔
ピコトーニングは低出力のレーザーを顔全体に照射することで、広範囲に広がりやすい細かなシミやそばかす、くすみ、肝斑治療に効果が期待できるレーザー施術の1つです。
1度の施術だけでは効果が分かりづらく、肌トラブル改善までには5回〜10回ほど照射を繰り返す必要があります。
ピコトーニングは4週間に1度くらいのペースで施術を受けるケースが多く、ご自身の肌の状態や肌トラブルの症状によって施術間隔は異なります。
多くのクリニックでは最短2週間でピコトーニングの再施術が可能な場合が多いですが、中には、施術1週間後から照射が可能な場合もあります。
しかし、早く改善させたいからといって短期間で施術を繰り返しても、シミやくすみなどの肌トラブルが一気に改善されるわけではないので、より効果的に症状を改善させるには施術間隔を守って通院することが大切です。
特に、肝斑の治療でピコトーニングの施術を受けている場合は、施術間隔を詰めすぎると逆に症状を悪化させてしまう可能性があるので注意しなければなりません。
ピコトーニングで失敗のリスクを避け効果を実感するためには、医師が判断したご自身の肌トラブルに合う施術間隔でピコトーニングを受けることが重要になります。
ピコトーニングは施術間隔があいても問題ない?
ピコトーニングは、基本的に1度の施術ではしっかりとした効果を実感するのは難しく、回数を重ねながら肌トラブルを改善に導きます。
そのため、ピコトーニングは定期的に施術を受けることが大切で、途中で治療を受けられなくなったり半年以上施術間隔があいたりしてしまうと、レーザーを照射していた部分にメラニン色素が蓄積し、新たなシミができるなどの肌トラブル発生に繋がります。
効果を持続させるためには、医師に指定された施術間隔を守ることが重要ですが、万が一、定期的に施術を受けるのが難しそうな場合は、医師に早めに相談し施術メニューを見直してもらうのも良いでしょう。
また、施術を受けられない間、新たなシミの発生を防ぐためにも自宅でできるケアとして、内服薬の服用やドクターズコスメの使用なども検討してみましょう。
ピコトーニングについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
→ピコトーニングは肝斑に効果あり!?改善が期待できる症状を解説
→ピコレーザートーニングの特徴と効果、より高い効果を得るためのポイントも紹介
ピコトーニングとピコレーザーの他の照射方法との施術間隔
ピコレーザーには、ピコトーニングの他にピコスポットとピコフラクショナルという2種類の照射方法があります。
それぞれピコトーニングとは異なった効果を得られる施術ですが、ピコトーニングと組み合わせて施術を行う場合、どのくらいの間隔で施術を受ける必要があるのでしょうか。
ここからは、ピコトーニングとピコスポット、ピコフラクショナルの施術間隔について解説します。
ピコスポットの場合
ピコスポットは高い出力のレーザーを濃いシミやほくろなどに集中的に照射する施術で、タトゥーや黒ずみなどの除去にも使用されます。
顔全体にレーザー照射ができるピコトーニングと、気になる部分に集中して照射ができるピコスポットは施術の相性がよく、併用して施術を受けることでさまざまな肌トラブルにアプローチできます。
ピコスポットは照射出力が高いので、1度の施術で効果を実感できる場合もあり、ピコトーニングに比べるとダウンタイムが長くなる傾向にあります。
ピコトーニングとピコスポットは同時に施術することが可能ですが、ピコスポットの施術間隔は1ヶ月〜3ヶ月ほどなので、ピコトーニングと毎回併用して施術を受けなくても良いでしょう。
ピコスポットについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
→ピコスポットは濃いシミに効果あり!メリットや施術の流れなども紹介
→ピコスポットは薄いシミにも効果あり?効率的に消す方法も紹介
ピコフラクショナルの場合
ピコフラクショナルはピコレーザーの照射方法の中でも、シワやニキビ跡などの肌の凹凸を改善させる効果があり、1ヶ月に1回のペースで施術が可能です。
クリニックによっても異なりますが、基本的にピコトーニングとピコフラクショナルは同時に施術することができず、施術間隔をあけなければなりません。
ピコトーニングとピコフラクショナルを併用する場合は約1ヶ月施術間隔をあける必要があるため、ピコトーニングとピコフラクショナルの治療を受けたい場合は医師の指示に従って施術プランを検討しましょう。
※ダリア銀座スキンクリニックでは、ピコフラクショナルの取り扱いはございません。
ピコトーニングとボトックス注射やダーマペンの施術間隔
ピコトーニングを含むピコレーザーは、美容クリニックで受けられるメニューの中でも、幅広い肌トラブルに効果が期待でき、なおかつ、リスクも少ないことから人気が高いメニューです。
他にも美容クリニックで人気の高いメニューとして、様々な症状改善に使用されるボトックス注射やニキビ跡治療などに用いられるダーマペンが挙げられ、ピコトーニングと一緒に施術をしたい方も中にはいらっしゃるでしょう。
ここからは、ピコトーニングとボトックス注射やダーマペンを併用して施術行う場合の施術間隔について、詳しく解説していきます。
ボトックス注射の場合
ボトックス注射は、ボツリヌストキシン製剤を発達しすぎた筋肉に注入することで筋肉の働きを緩める作用があり、表情筋などの筋肉が原因で起こるシワやエラの張りなどの改善に効果が期待できる美容メニューとして人気です。
ピコトーニングとボトックス注射は併用が可能で、「ピコトーニング→ボトックス注射」の順番であれば同時施術も可能です。
その理由としては、まず、ボトックス注射で注入する製剤は熱に弱く、ボトックス注射の後にピコトーニングをしてしまうとボトックスの効果を存分に発揮させることができないためです。
また、ピコトーニングに関わらずレーザーを照射する施術の場合、特定の色や色素が濃い部分にレーザーが反応しやすいため、ボトックス注射をした部分に注射痕や内出血が起こっていると、過剰にレーザーが反応してしまい炎症などを起こしてしまう可能性があります。
そのため、ボトックス注射を受けた後にピコトーニングをする場合は、2週間ほど施術間隔をあける必要があります。
ボトックス注射について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
→ボトックスの効果が持続する期間は?長持ちさせる5つのコツを紹介
ダーマペンの場合
ダーマペンは、ペン型の機械の先端についた極細の針を使って、肌の表面に目では確認できないほどの極めて小さい穴を開けることで、傷を修正しようとする自然治癒力を活性化させ新陳代謝を促し肌を生まれ変わらせる施術です。
ダーマペンはニキビやニキビ跡の凹凸の改善をはじめ、シミやシワ、くすみなどにも効果が期待でき、ピコトーニングと組み合わせて施術を受ければ顔全体の肌トラブルを治療することができます。
ピコトーニングとダーマペンは併用し施術はできますが同時に施術することができないので、一般的に施術間隔は1ヶ月ほどあける必要があります。
どちらの施術も繰り返し行うことでより効果を実感しやすいので、併用して施術を受ける場合は医師にそれぞれの施術を受けるタイミングを確認し今後のスケジュールを調整しながら治療を進めていきましょう。
ダーマペンについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
→ダーマペンのダウンタイムや効果は?施術直後・経過の症例写真を紹介
→ダーマペンの効果はいつから?何回やれば実感できる?適切な間隔も紹介
まとめ
今回は、ピコトーニングの施術間隔について詳しく解説しましたが、いかがでしたか?
ピコトーニングは、顔全体の肌トラブルへの治療が可能ですが、定期的に施術をすることで効果を実感することができます。
効果を得るためにも、施術を受ける間隔を守って継続して治療を行うことがとても重要です。
また、ピコトーニングとボトックス注射、ダーマペンと併用して施術を受けた場合の施術間隔について詳しく解説しましたが、ピコトーニングは他のさまざまな施術とも併用が可能なので、ご自身の肌トラブルに合う治療方法を組み合わせてみましょう。