ピコレーザーでそばかすを改善!治療の特徴と効果を紹介
そばかすに悩む人は多いですが、ピコレーザー治療でそばかすを改善できることをご存じですか?
この記事では、そばかすの原因やピコレーザー治療の特徴、治療の種類や効果、メリットなどを紹介します。
ピコレーザー治療に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
そばかす(雀卵斑)とは
そばかす(雀卵斑)とは、鼻の付け根から頬にかけて現れる直径1〜2ミリ程度の小さなシミです。
発生には遺伝的な要因や紫外線の影響が大きいとされ、色白の肌の人に多く見られます。
そばかすができるメカニズム
そばかすは、メラニン色素が皮膚の表面に沈着することで発生するシミの一種で、遺伝性のものと後天性のものがあります。
遺伝性のそばかすはおもに思春期に出現し、時間の経過と共に薄くなる場合がありますが、紫外線対策をしないと悪化する可能性もあります。
一方、後天性のそばかすは紫外線の浴び過ぎやホルモンバランスの乱れなどが原因で現れ、自然に薄くなることはあまりないといわれています。
そばかすを改善するには
そばかすがあると、肌がくすんで見えたり、メイクがしにくかったりすることから、そばかすを改善したいと考える人も少なくありません。
しかし、化粧品やマッサージなどのセルフケアでそばかすを薄くするのはむずかしいとされています。
そのため、そばかすの改善には美容クリニックや皮膚科で、レーザー治療などの専門的な治療を受けるのがおすすめです。
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ピコレーザー治療とは
ピコレーザー治療は、シミやくすみ、そばかすの改善に効果的な治療方法です。
ピコレーザーの仕組みや特徴、従来のレーザー治療との違いについて解説します。
ピコレーザーの特徴
ピコレーザーは、非常に短いパルス幅で照射されるレーザーの一種です。
パルス幅とは、レーザーが照射される時間のことを指します。
ピコレーザーのパルス幅は1兆分の1秒(ピコ秒)と非常に短いのが特徴で、このピコ秒単位の照射によってメラニン色素を細かく破壊することが可能になりました。
従来のレーザー治療との違い
従来のレーザー治療では、ナノ秒単位(10億分の1秒)のパルス幅で照射が行われていました。
一方、ピコレーザーはパルス幅がピコ秒単位と非常に短いため、肌へのダメージを抑えながら、メラニン色素を効果的に破壊できます。
また、従来のレーザー治療ではメラニン色素を破壊する過程で熱が発生していましたが、ピコレーザーは熱の発生を抑えられるため、肌への負担が軽減されるのも大きな利点といえるでしょう。
ダリア銀座スキンクリニックで使用している『ピコウェイ』について
ダリア銀座スキンクリニックでは、ピコレーザー機器『ピコウェイ』を導入しています。
ピコウェイは米国FDAの承認を受けていて、高い安全性が認められています。
また、4つの波長を使い分けることができるため、薄いシミから濃いシミまで、肌の状態にあわせて適切な治療が可能です。
ピコウェイは、ピコレーザーのなかでもパルス幅がより短いため、さらに効果的にメラニン色素を破壊できます。
そばかす治療に適したピコレーザー治療の種類と効果
ピコレーザー治療には、『ピコトーニング』『ピコスポット』『ピコフラクショナル』の3つの種類があります。
それぞれ特徴が異なるため、肌の悩みにあわせて選択することが大切です。
ここでは、そばかす治療に適した『ピコトーニング』『ピコスポット』について、特徴や効果について解説します。
ピコトーニング:細かいシミやくすみ改善
ピコトーニングは、肌全体に低出力のレーザーを照射する治療です。
顔全体にある細かいシミやくすみの改善に効果的で、肌のトーンアップが期待できます。
メラニン色素を少しづつ分解・排出するため、そばかす以外に肝斑治療にもおすすめです。
ピコトーニングは肌への負担が少ないため、ダウンタイムが殆どありません。
【関連記事】
→ピコレーザートーニングの特徴と効果、より高い効果を得るためのポイントも紹介
→ピコトーニングをやめるとシミが元に戻る?治療後に効果を実感できない理由とデメリットを解説
ピコスポット:気になるシミへのピンポイント照射
ピコスポットは、気になるシミに対してピンポイントでレーザーを照射する治療です。
シミの部分だけにレーザーを照射し、衝撃波でメラニン色素を破壊するため、周囲の肌へのダメージを抑えることができます。
照射後にかさぶたができた場合でも、従来のレーザー治療よりも薄くて剥がれやすいものになっています。
ピコスポットは、一回の治療で効果を実感しやすいのが特徴です。
【関連記事】
→ピコスポットは濃いシミに効果あり!メリットや施術の流れなども紹介
→ピコスポットは薄いシミにも効果あり?効率的に消す方法も紹介
期待できる効果と治療回数
ピコレーザー治療の効果には個人差がありますが、当クリニックでは4週間に1度のペースで3〜4回(肝斑治療の場合は5〜6回)程度の治療をおすすめしています。
お肌の状態によっては一回の治療で効果を実感される方もいますが、そばかすの濃さや大きさ、肌の状態によって必要な治療回数は異なるため、カウンセリングで相談することをおすすめします。
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ピコレーザー治療のメリット
ピコレーザーによるそばかす治療の、おもなメリットを3つ紹介します。
肌へのダメージが少ない
ピコレーザーはパルス幅が短いため、肌へのダメージが少ないのが特徴です。
また、従来のレーザー治療では熱の発生によって肌にダメージを与えていましたが、ピコレーザーでは熱の発生が少なく衝撃波で色素を粉砕するため、肌への負担が少なくなります。
少ない治療回数で効果を実感しやすい
ピコレーザーは、メラニン色素を細かく破壊することができるため、少ない治療回数で効果を実感しやすいのが特徴です。
従来のレーザー治療と比べて、ターンオーバーによる排出が早く、シミやくすみの改善が早く実感できます。
ダウンタイムが短め
ピコレーザー治療は肌へのダメージが少ないため、ダウンタイムが短いのが特徴です。
ピコトーニングは、治療後の赤みや腫れが殆どなく、施術直後からメイクでカバーできます。
ピコスポットは、治療後にかさぶたができる場合がありますが、1週間程度で自然に剥がれ落ちます。
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→ピコレーザーのダウンタイムはどのくらい?5つの注意点も紹介
ピコレーザー治療の流れ
ピコレーザー治療は、どのような流れで行われるのでしょうか?
ダリア銀座スキンクリニックの治療の流れを説明します。
①カウンセリング
まずはカウンセリングを行い、医師やカウンセラーが肌の状態を診察して患者さんのお悩みをヒアリングします。
そして、適切な治療方針を提案し、治療の内容や注意点などをご説明します。
②洗顔
治療前に洗顔を行っていただきます。レーザー照射前には、メイクを落とし肌の汚れをしっかりと取り除くことが大切です。
クレンジングや洗顔料は当クリニックで用意しているものをご利用いただけます。
③ピコレーザー照射
患者さんの肌の状態にあわせてレーザーの出力を調整します。
照射中はゴムで弾かれたような軽い痛みを感じる場合がありますが、我慢できない程の痛みではないと仰る方が殆どです。
照射時間は、部位によって異なりますが、10分〜20分程度が一般的です。
④終了、アフターケア
照射が終わりましたら、直後からメイクが可能です。
ただし、照射後の肌はデリケートなため保湿ケアが大切です。肌が乾燥しないようにしっかりと保湿をし、日焼け止めも忘れずに塗りましょう。
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→ピコレーザー後のお肌はどうなる?注意点と後悔しないためのセルフケア
副作用とリスク、禁忌事項
ピコレーザー治療は、肌へのダメージが少ない治療ですが、副作用やリスクがないわけではありません。
起こり得る副作用には、痂皮、色素沈着、色調増強、強度の反応(発赤、ビッグクラスト)、腫脹、疼痛、乾燥肌などがあります。
これらの症状は一時的なものが多く、多くは数日〜1週間程度で改善しますが、不安を感じたときや異常を感じた際にはクリニックにご相談ください。
また、以下の項目に当てはまる方は、ピコレーザー治療を受けられない場合があります。
- 妊娠中の方
- 日焼けをしている方
- 光過敏症の方
- てんかん発作の既往症のある方
- 照射部分に傷やヘルペスのある方
疾患のある方や体調に不安のある方は、カウンセリングで確認しましょう。
ピコレーザー治療のQ&A
最後に、ピコレーザー治療に関するよくある質問を紹介します。
Q.施術は痛いですか?
A.ピコレーザー治療は、ゴムで弾かれたような軽い痛みを感じる場合があります。
痛みに弱い方は、麻酔クリームや笑気麻酔を使用することもできるため、お気軽にご相談ください。
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Q.治療後の注意点は?
A.治療後は肌が敏感になっているため、刺激になることは避けましょう。具体的には、以下の点に注意が必要です。
- 紫外線対策を徹底する
- 肌をこすらない
- 刺激の強い化粧品を避ける
- サウナや岩盤浴を控える
- アルコールを控える
また、治療後は保湿ケアが大切です。
肌の乾燥を防ぐために保湿クリームなどを使用しましょう。
Q.当日はメイクできますか?
A.施術直後からメイクが可能です。
ただし、レーザー照射により肌のバリア機能が弱まっているため、強い刺激は避けてください。
まとめ
ピコレーザー治療の特徴や効果、注意点などについて解説しました。
肌への負担が少なくダウンタイムが短いピコレーザー治療は、そばかすの改善に効果的な選択肢の一つといえるでしょう。
ピコレーザー治療に興味がある方は、まずはカウンセリングで不安や疑問点を相談してみることをおすすめします。
ぜひ専門家の意見を聞いて、自身にあった治療方法を見つけましょう。