白玉点滴と高濃度ビタミンc点滴はどっちがいい?違いは?併用がおすすめの理由も紹介
「白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴、どっちがいいの?」とお悩みではありませんか?
どちらも高い美白・美肌効果が期待できる美容点滴で、美容に熱心な方々の間で人気の施術ですが、どのように違うのかわからないという方も多いようです。
この記事では、白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴の特徴や違い、共通する効果について解説するとともに、その他の美容点滴・注射の特徴もご紹介します。
最後に白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴の併用がおすすめな理由もご紹介するので、ぜひ参考になさってください。
目次
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴はどっちがいい?違いは?
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴は、似た効果をもつ美容点滴なので、どちらの方がより高い効果を得られるのか、どう違うのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの点滴の特徴や違いなどについてご紹介します。
白玉点滴の特徴
白玉点滴は、濃度の高い「グルタチオン」を体内に直接注入する施術です。
グルタチオンはもともと人間の皮膚や筋肉、肝臓などに存在している成分です。強力な抗酸化作用やメラニン色素を排出して肌のターンオーバーを正常にする作用があるため、以下のような美肌効果が期待できます。
- メラニンの中でも色の濃いユーメラニンの生成を抑制してくれるため、全身の美白効果が期待できる
- グルタチオンの強い抗酸化作用により、ターンオーバーを促進してシミや肝斑の改善が期待できる
- グルタチオンの強い抗酸化作用により、活性酸素が除去されて肌の老化を予防できる
白玉点滴は、別名「ビヨンセ点滴」と呼ばれ、アメリカ人歌手のビヨンセの肌が白くなった美容点滴として有名です。
美白・美肌効果以外にも、グルタチオンの解毒作用によって重金属による組織ダメージを回復したり、肝機能を改善したり、つわりを軽減したりする効果が期待できます。
白玉注射も白玉点滴と同様の効果が期待できますが、グルタチオンの配合量と施術時間が異なり、白玉点滴の方が効果が長続きしやすいため、通院回数が少なくて済むでしょう。
また、点滴で注入するグルタチオンの配合量はクリニックによってさまざまです。白玉点滴は高濃度の方が効果も高いといわれているので、できるだけ高い濃度の点滴を受けることをおすすめします。
なお、白玉点滴については、以下で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→白玉点滴(白玉注射)は本当に効果ある?リスクや副作用・継続する重要性について解説
→白玉点滴(白玉注射)にデメリットはある?原理についても解説
→白玉点滴を受けるベストな間隔と美白を叶えるためにすべきこと
→白玉点滴(白玉注射)はやめたらどうなる?元に戻るのをできるだけ防ぐ方法を紹介
高濃度ビタミンC点滴の特徴
高濃度ビタミンC点滴は、通常の点滴に配合されている何十倍ものビタミンCを点滴によって体内に取り込むことで、抗酸化作用や免疫力向上効果、アンチエイジング効果などが期待できる施術です。
具体的には、以下のような美肌効果が期待できます。
- すでに存在するメラニンを還元することによって美白効果を得られる
- 抗酸化作用によって肌の赤みだけでなく、炎症後色素沈着の予防もできる
- コラーゲンを増生して肌にハリを出し、光の屈折率によって肌を白く見せる
- 皮脂の過剰分泌を抑制してニキビをできにくくする
高濃度ビタミンC点滴は、美肌効果のほかにがんなどの疾患に対する免疫力を向上させたり、活性酸素除去作用によって老化や生活習慣病を予防したりなど、全身への効果も期待できます。
ビタミンCの配合量や施術頻度によって効果が変わってくるので、美白効果を求める場合は、医師と相談して適切な配合量を選び、定期的に施術を受けるようにしましょう。
なお、高濃度ビタミンC点滴について、詳しくはこちらでご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→高濃度ビタミンC点滴の効果で美肌になる理由と効果を高める方法
→高濃度ビタミンC点滴は危険?受けてはいけない人や副作用を紹介
→高濃度ビタミンC点滴はがん予防に効果なし?施術について詳しく紹介
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴の違い
ともに美白効果や抗酸化作用が期待できる白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴ですが、主成分だけでなく作用にも違いがあります。
高濃度ビタミンC点滴の主成分である「ビタミンC」には抗炎症作用があります。紫外線を浴びた直後の肌の炎症を抑える効果が期待できるため、レジャーやスポーツで日焼けしてしまった方におすすめです。
一方、白玉点滴は主成分である「グルタチオン」にデトックス作用があります。そのため、添加物の多い食事を摂る機会が多い方におすすめです。体内にたまった疲労物質を除去する作用が期待できるので、慢性的な疲れを感じている方は定期的に受けるようにしましょう。
わかりやすくまとめると「今日の疲れを取りたい」など即効性を求めるのであれば高濃度ビタミンC点滴、「常に疲れている」など長期的に受け続けるのであれば、白玉点滴が向いているということです。
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴の共通効果とは
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴は、美白効果のほかにも以下のような共通効果があります。
- 抗酸化作用
- 免疫力アップ効果
- 疲労回復効果
- 病気の予防・治療効果
ビタミンCとグルタチオンには、強力な抗酸化作用があり、活性酸素を除去することから、アンチエイジングや病気の予防、疲労回復などに効果的です。白血球の機能を強化する働きもあるので、免疫力をアップする効果も期待できます。
また、白玉点滴はパーキンソン病の治療、高濃度ビタミンC点滴はがん予防にも用いられることがあります。どちらも点滴で投与することが重要です。
なぜなら、点滴での摂取は直接血中に投与するため、食べ物やサプリなどの経口摂取と比べて身体の隅々まで成分が行き渡りやすく、高い効果が期待できるからです。
特にビタミンCは、経口摂取では一定量を超えると尿として体外へ排出されてしまいますが、点滴であればその数十倍の量を血管内へ行き届かせることができます。
グルタチオンも、食べ物やサプリメントでの摂取が可能な一方、胃腸で分解されやすく吸収もされにくいので、点滴での投与がおすすめです。
その他の美容点滴・注射の特徴
美容点滴や注射に配合されている成分は、内服薬やサプリメント、食べ物などから補えるものと違いはありませんが、点滴や注射で直接投与する方が全身へ美容成分が行き渡ります。
ここでは、白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴以外でおすすめの美容点滴・注射を簡単にご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
なお、ダリア銀座スキンクリニックで行っている美容点滴についての詳しい情報は、こちらからご確認ください。
幹細胞培養上清液点滴
幹細胞培養上精液とは、歯髄や骨髄、脂肪などに存在する幹細胞を培養した培養液の中から、幹細胞を取り出して滅菌などを施した上澄液のことです。
幹細胞培養上清液には、サイトカインというタンパク質が豊富に含まれています。その中でも特に細胞の増殖や分化を促進する「成長因子」が多く含まれることがわかっており、健康的な肌を目指せるなど、美容への効果も期待できます。
ターンオーバーを正常化する作用、酸素や栄養素を肌の細胞へ届ける作用もあるため、シミやくすみなどを解消して美白を目指せるでしょう。
にんにく注射
疲労回復注射として知られるにんにく注射は、ビタミンCやL-システイン、ビタミンB群を多く含んでおり、肌の酸化を防いだりメラニンの生成を抑制したりすることから、美肌・美白にも効果を発揮します。
よく「にんにく注射にはにんにくそのものが入っている」と思われている方もいらっしゃいますが、にんにく注射に含まれるアリナミン(ビタミンB1)がにんにくのニオイを発するため、そう呼ばれています。
プラセンタ注射
プラセンタとは、ヒトの胎盤から生体活性成分を抽出したものです。成長因子やアミノ酸、脂質、糖質、ビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいます。
身体本来の生理機能を高めることにより、活性酸素を除去したり、自律神経やホルモンバランスを整えたり、免疫力をアップしたりするのが特徴です。その結果、アンチエイジング効果が期待でき、美肌を叶えられます。
また、原因がはっきりとしない身体の不調を感じている方にもおすすめです。
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴は併用がおすすめ
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴は美容点滴の中でも相性がよいといわれています。
白玉点滴に含まれる高濃度のグルタチオンが、酸化したビタミンC(酸化型ビタミンC)の活性酸素を除去してもとの姿である「還元型ビタミンC」に戻してくれるため、2つの施術を併用することでより高い効果が期待できるのです。
また、グルタチオンの強力な抗酸化作用が身体を錆びつきから守り、免疫力をアップしてくれるので、体調の崩しやすい時期には併用が特におすすめです。
なお、当院の白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴について、詳しい情報はこちらでご確認ください。
→白玉点滴
まとめ
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴は、主に成分と作用が異なります。どちらも高い美白効果を発揮する美容点滴ですが、それぞれに特徴があるため、2つの施術を併用して受けるのがおすすめです。
もちろん、それぞれの特徴や効果を理解した上で、免疫力アップやアンチエイジングを求めるなら高濃度ビタミンC点滴、美白やデトックス効果を求めるなら白玉点滴といった具合で使い分けるのもよいでしょう。
白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴のどっちを受けるかお悩みの方は、ぜひ本記事を参考になさってくださいね。