ほうれい線は早めの治療が大切!5つの切らない美容医療と選び方
年齢を感じさせる「ほうれい線」の治療には、さまざまな方法があります。
従来は、ほうれい線やたるみに対して皮膚を切開する整形手術が行われてきましたが、近年では切らないほうれい線治療も美容皮膚科や美容外科クリニックで盛んに行われています。
「切る治療には抵抗があるけれど、切らずにほうれい線を除去できるなら受けてみたい」という方も年々増えてきており、今やほうれい線は医療で改善する時代だといっても過言ではありません。
とはいえ、切らないほうれい線治療にはどのような種類があるのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ほうれい線を治療できる「切らない美容医療」の種類や自分に合った治療法の選び方をご紹介します。
目次
ほうれい線を治療できる5つの切らない美容医療とは
ほうれい線は、進行してしまうとセルフケアのみでの改善が難しいのが現実です。
しかしほうれい線は、美容皮膚科や美容外科クリニックで治療をすることで、根本的に改善できる可能性もあります。ぜひこれからご紹介する治療方法を参考になさってください。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸は、もともと肌にある物質で、細胞と細胞の間を埋める役割を担っています。非常に保湿力に優れているため、ほうれい線に注射するとその部分の水分量が高まり、皮膚を盛り上げることで溝が解消されます。
世界中で実施されているポピュラーな治療法で、安全性が高く即効性もありますが、体内に吸収される性質を持っているので、定期的に施術を受けなければいけません。
ヒアルロン酸注射について、詳しくはこちらでご紹介しています。
→ほうれい線はヒアルロン酸で改善する?施術の特徴や向いている方・Q&Aを紹介
→ヒアルロン酸注射の効果とは?施術を受ける前に知っておきたい注意点も紹介
→ヒアルロン酸注射がオススメの方は?メリットやデメリットを紹介
→ヒアルロン酸注射の製剤別の料金とは?部位別の注入量目安も紹介
ヒアルロン酸注射は、深く刻まれたほうれい線におすすめの治療方法です。気になる部分にピンポイントでアプローチできる上、他のほうれい線治療よりも比較的安い料金で治療が受けられます。
当院のヒアルロン酸注射について、詳しくはこちらのページをご覧ください。
レーザー治療
ほうれい線には、レーザー治療も有効です。さまざまな種類があるレーザー治療の中でも、現在多くのクリニックで行われているのが「HIFU」と「高周波(RF波)」です。
HIFUは超音波による熱エネルギーを利用し、発生した熱をピンポイントで皮下組織やSMAS筋膜などに照射することで、肌を内部から引き締めたり、リフトアップしたりします。HIFU機器のパイオニア的存在である「ウルセラ」を用いた治療を受けるのがおすすめです。
ウルセラと他の機器の違いなどについて、こちらで詳しくご紹介しています。
→ウルセラと他のHIFU機器の3つの違いと施術を受ける際の注意点を紹介
一方、皮膚の真皮層へ高周波(RF波)エネルギーを照射し、肌の内部からコラーゲンを増生したり、リフトアップさせたりする治療もおすすめです。代表的な高周波機器である「サーマクール」は引き締め効果が高く、即効性も期待できます。
ほうれい線へのレーザー治療は、たるみの種類で適した施術が異なるため、医師とよく相談して最適な治療を受けましょう。
代表的なリフトアップレーザーの種類、サーマクールとHIFUのそれぞれの効果や違いなどについては、こちらでご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→サーマクールとハイフの3つの違いとは?どちらにするか迷ったときの選び方も紹介
→ハイフの効果や持続時間、効果を高める方法を解説!他施術との併用症例も紹介
なお、当院のウルセラとサーマクールについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。
→ウルセラ
ダーマペン4
ダーマペン4は、16本の極細の針が先端についたペン型の美容医療機器です。ペン先が高速振動し、針が肌に当たって無数の穴を作ることで、自身の創傷治癒力を引き出して肌を再生します。
針の種類は0.2〜2.5mmまでの中で調整可能となっており、さらに5段階から最適なスピードを選択可能です。
ダーマペンの針の先には小さな穴があいています。そこから肌の状態に合わせた薬剤を導入し、肌の治癒力を向上させたり、コラーゲンの産生を促進させたりなど、さまざまな美肌効果が期待できます。
ダーマペンについては、こちらで詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→ダーマペンの効果はいつから?何回やれば実感できる?適切な間隔も紹介
→ダーマペンは血だらけになる?出血する理由や肌の状態なども解説
ただし、ダーマペン4はほうれい線に対する効果は限定的だとされています。そのため、溝が深いほうれい線への効果はあまり期待できないので注意しましょう。
当院のダーマペン4の施術について、詳しくはこちらをご覧ください。
PRP療法
PRP療法とは、自身の血液から血小板を取り出し、皮膚に注入することでコラーゲンを増生させてシワを改善する再生医療です。
止血に有効な細胞として知られている血小板は、傷んだ組織の修復を促進する際に「成長因子」を供給し、自己治癒機転を働かせています。その自己治癒力をほうれい線などのエイジングサインの治療に用いるのが、PRP療法です。
ヒアルロン酸注射のように即効性はありませんが、時間をかけてゆっくりと自分の力で若返っていくので、仕上がりも自然で周囲にもバレません。
PRP療法の効果や施術の流れなどについては、こちらで詳しくご紹介しています。
→prp療法の美容効果は?いつから実感できる?持続期間・副作用なども紹介
→PRP治療とは?美容クリニックでの施術の流れやクリニックの選び方について紹介
→PRP療法を美容目的で受けるときの料金相場と安さで選んではいけない3つの理由
なお、ダリア銀座スキンクリニックでは、注射と水光注射(ダーマシャイン®)によるPRP注入を行っております。詳しくはこちらでご確認ください。
幹細胞治療
幹細胞治療とは、人間の体にもとから備わっている自己修復能力を引き出し、傷んだり古くなったりした細胞を修復・再生する治療です。
自身の脂肪細胞から幹細胞を取り出して培養し、自分の顔に投与するため、根本的に肌の状態が改善します。アレルギーや拒絶反応のリスクも低く、肌の組織に馴染んでその一部となるので、効果も長期的です。年齢に伴うシワやたるみであれば、部位の制限もなく治療が受けられます。
幹細胞治療については、こちらで詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→幹細胞を用いた再生医療の種類とは?メリット・デメリットを紹介
→幹細胞を用いた再生医療で得られる美容効果と治療の流れを紹介
→幹細胞エステやコスメの特徴とクリニックでの幹細胞治療との違いを紹介
ほうれい線におすすめの幹細胞の投与方法などについては、こちらでご紹介しています。
→幹細胞治療はほうれい線に効果あり?ヒアルロン酸との違いやおすすめの投与方法などを紹介
なお、当院の幹細胞治療の詳しい情報は、こちらのページからご覧ください。
自分に合ったほうれい線治療の選び方
ほうれい線を確実に改善したいのであれば、美容医療はもっとも効果的です。しかし、治療方法がわかったとしても、どのように選んだらよいのかわからないという方も多いことでしょう。
上記でご紹介した切開を必要としない治療方法には、どれもメリットとデメリットがあり、患者さんそれぞれが求める効果や症状も異なるため、一概にどれが良いと言うことはできません。
つまり、自分に合う治療方法を選ぶには、それぞれの特徴をよく理解し、自分自身で選択するしかないのです。
クリニックでは、ほうれい線にお悩みの方が最適の治療を受けられるよう、気になっている症状や希望をしっかりと聞き、それに合った方法を提案しています。
治療方法の提案を受けたら一度自宅へ持ち帰り、それぞれの治療方法の効果や持続期間、費用、ダウンタイムの長さや程度などをよく確認しましょう。
その上で、納得できる治療方法を自分で選ぶことが大切なのです。検討する際、疑問や不安が出てきたら再度医師と相談し、きちんと解決してから治療を受けてください。
まとめ
ほうれい線を治療できる「切らない美容医療」の種類や自分に合った治療法の選び方をご紹介しました。
ほうれい線治療は切開を伴う方法や注入治療、レーザーや再生医療などさまざまな種類がありますが、肌に傷をつけたくない方やできるだけダウンタイムが短い治療を希望する方には、切開する必要のない治療がおすすめです。
それぞれの治療の特徴やメリット・デメリットなどをよく確認し、自分にとって最適なほうれい線治療を選んでくださいね。